ゲルソンパンとは?
ゲルソンパンの「ゲルソン」は医学博士マックス・ゲルソン氏によるゲルソン療法からきています。ゲルソン療法とは癌患者のための自然治癒力を高める食事療法であり、この療法を元に開発されたのがゲルソンパンというわけです。
ゲルソン療法6つの基本
ゲルソン療法は、ドイツの医学博士マックス・ゲルソンが開発した食事療法です。
シュバイッツアーが医学史上の大天才と激賞したのがゲルソンです。
日本ではまだあまり知られていませんが、欧米ではよく知られた療法です。
欧米では、ゲルソン療法でガンを治した患者は何千人もいると言われています。ゲルソン療法では、ガンの原因となる食品を排除し、 自然な食物の持つ様々な栄養素をバランスよく摂取することによって 人間が本来持っている身体の機能を高め、病気を排除しようとするものです。 ゲルソン療法の最大のポイントは、人間の持つ自然治癒力を高めることにあります。
ゲルソン療法は、ガンのほか高血圧、肝炎、血栓症、腎臓病、痛風などの病気において、 効果を発揮した実例があり、薬を使用しない治療法として大変注目されています。
出典・・・自健会(ゲルソン療法とは)
平澤誠一のゲルソンパン
わたしが購入した平澤誠一氏がつくる「平澤誠一のゲルソンパン」も、がん患者さんの要望がきっかけで誕生したそうです。原材料も「特別な挽き方で挽いた岩手南部小麦の全粒粉」、「ドイツの有機ライ麦全粒粉」、「自家製全粒粉酵母」、「酵母の活性化のために沖縄の黒糖」、「浄水」とハンパないこだわりようです。
「平澤誠一のゲルソンパン」はどのパンとも違った味わいがあります。口の中へ入れると豊かな酸味が広がり、全粒粉でありながらも硬すぎず、ほどよいやわらかさで、穀物の自然な生命力が伝わってきます。お米で例えるなら「もちっとふっくらした精製米」というより「さらっとした昔ながらの玄米」を食べているような感じで、いくらでもおなかの中に入ってしまいます。毎日食べても飽きないでしょう、不思議な魅力のあるパンです。
平澤誠一のゲルソンパン (Pain de Geruson)
がん患者さんからのご要望で作りました。ゲルソンパンは、完全無塩による食事療法(「ゲルソン療法」)を行った、ゲルソン博士の名前に由来します。
ナトリウムの制限の他、ゲルソン療法で推奨される「無農薬・有機栽培」「ライ麦」「全粒小麦粉」「油脂の禁止」「添加物の禁止」を順守しました。それと同時に、パンの原点として、きちんと小麦の美味しさが感じられるように工夫しました。 いくら身体に良いとわかっていても、美味しくなければ食べ続けることは難しいからです。
また、原麦をすべて製粉する全粒粉は、ポストハーベストの影響を受けやすいことから、麦の出自をしっかりおさえることが大切です。 当店では、特別な挽き方で挽いた岩手南部小麦の全粒粉、ドイツの有機ライ麦全粒粉、自家製全粒粉酵母、酵母の活性化のために沖縄の黒糖、浄水を使用。ふわりと立ちあがってくる、若々しい生命力に満ちた小麦の味わい。粘らず、硬すぎず、柔らかすぎないしっとり感と独特の酸味。
これこそ「究極のパン」なのかもしれません。
パン工房&Cafė「Madame Surprise」
丸の内線 新高円寺駅から徒歩5分ほどの住宅街の中にある隠れた名店です。
「平澤誠一のゲルソンパン」以外にも、重量約2kgもある巨大な「カンパーニュ」、バラエティ豊富なナッツやフルーツを練り込んだ「プティパン」などがあり、勿論どれも徹底的にこだわり抜かれた厳選素材、天然酵母パンです。
わたしは「平澤誠一のゲルソンパン」の他に、プティパンの「オリーブ&オリーブ」を購入することが多いです。オリーブオイルとオリーブ果実がふんだんに練り込まれています。外はカリっとしたハードな噛み応えでありながらも、焼き面の厚みは薄く食べやすいです。中はオリーブオイルのジューシーさとオリーブ果実の酸味のバランスが素晴らしく、こちらも飽きのこない、いつでも食べたくなる逸品です。
また、カフェもあります。こちらも本格的です。オーナーシェフ平澤さんは半蔵門にある欧風料理店「シェリフカノン」に26年間務められ、その後自宅を改装し、2010年5月6日にパン工房&Cafė「マダム・シュープリーズ」を開業されたそうです。とことんこだわり抜かれています。脱帽です。
- パン工房&Cafė「Madame Surprise」
- 東京都杉並区梅里2-11-2
- 11:00〜18:00 (日・祝日定休)
- Tel & Fax 03-3312-5463
- http://madame-surprise.com/