パスタやピザ、カレー、スープなどトマトの缶詰を使った料理は人気が高いですね。自分もトマトソースがかかった料理は好物です。トマト缶は家庭用の商品だと一缶400グラムのものが多く、価格は安い商品だと100円以下のものまであります。時間をかけずに手軽に使える。なおかつ低価格でいいことばかりな気がしますが、実はトマト缶、とりわけ安すぎるトマト缶には危険が伴うのも事実です。
今回は「安すぎるトマト缶の危険性について」書こうと思います。
イタリア産と書かれたトマト缶でも、それは加工された産地であって、原材料のトマトは中国産であることが多い。原材料が中国産であるトマト缶は、イタリア国内に出回ることはあまり無いが、輸出用はほとんど中国産を原材料にしたものだという。原材料の産地が変わっても、商品にその記載を義務付ける法律はEU圏では少ないそうだ。
中国は今や加工用の濃縮トマトの最大の輸出国になっている。イタリアやフランスなどにあるトマト缶の企業の多くが、中国産トマト缶入り濃縮トマトを輸入し、再加工して個別の容器に詰めなおした後、おしゃれなトマトのデザイン絵が書いてあるイタリア産や南フランス産のラベルを貼って出荷している。
さらにとどめは、国際食品見本市で中国の各トマト缶メーカーのランク付けがABCに分かれていたことだ。このランクはクオリティではなく、濃縮トマトの割合を指していたそうだ。ランクが下がるにつれ、濃縮トマトの割合は低くなり、その分添加物(デンプン、食物繊維、デキストロース、着色料、その他)を入れて、かさ増ししているという驚愕な事実だった。出展していた15の中国メーカーいずれも100%濃縮トマトのみというところは皆無だったそうだ。
ひどいところは、濃縮トマトが31%で、添加物が69%だったらしい。多くがアフリカ向けに加工されているようだが、実際に日本にもこうしたものが出回っている可能性は非常に高い。彼らは、ノーと言わないところには安価に合わせて平気で送り込む。
トマト缶は安いものは避け、オーガニックのものに徹底するか、国産の生鮮トマトで加工調理していくことを改めて決意した。。そもそも、缶詰は残留化学物質の多い容器だし。
参照元:吉冨信長氏のFacebook
イタリアで缶詰めにされる、原料トマトペーストの輸入国のグラフ。
2016年最新データではおよそ半分が中国産になってる。ジャン=バティスト・マレの調査では中国産トマトペーストはほぼ全て添加物入りだと。ただし、中国産トマトペーストを使用したトマト缶の多くがアフリカ行きらしい。
が、このグラフ(圧倒的な中国産の量)を見て、本当に日本に来ていないと言えるのだろうか?アフリカに行ったことあるならわかるが、都市部でもそんなに大量なトマト缶を消費するほどの消費力はない。
で、2014年では中国産が極端に少ない。生育不良だったらしい。とはいえ、2015年からはまた着実に中国産がメインである。全てが危険とはいえないけど、添加物入り中国産を原料に使ってるのはどれか?がわからないのが、ネックだ。
参照元:吉冨信長氏のFacebook
トマト缶の危険性について調べてみると、ビスフェノールA(BPA)という物質が目につきます。これは缶に使用されている金属の腐食を抑えるために、内側に樹脂コーティングが施されているのですが、その樹脂コーティングにビスフェノールAが使用されており、缶詰めの中身に溶け出すというものです。
専門家の話だと、検出できるかできないかくらいの微々たるもので、「危険性はない」とされているらしいですが、やっぱり缶詰めは長期保存するものですし、不安ですよね。また、これはトマト缶に限らず缶詰め全体に言えることなので、代用できるなら瓶詰、最近のトマトは缶ではなく紙パックの代用品もあるようなので検討してみるのが良いでしょう。
さて、トマト缶の「缶」に関する危険性を先に述べましたが、今回触れたいのは「トマト」の危険性です。
スーパーなどに並んでいるトマト缶。裏側のトマトの原産国を見たことはありますか??見てみると多くが「イタリア」となっているのが分かると思います。しかしながら、これには大きな落とし穴があるのです。
実は、この原産国「イタリア」となっているトマト缶。そのトマトのほとんどが中国で栽培され、イタリアで加工されたものなのです。イタリアを含むEUヨーロッパ圏では、この手の表記にきちんとした義務付けがないようで、中国で栽培しイタリアで加工されたトマトでも「イタリア産」になるのです。またイタリア国内ではこのようなトマト缶はあまり使用されず、もっぱら輸出用とのこと。
ビックリですよね。
さらに追い打ちをかけるように、トマト缶に使われるこの「中国産濃縮トマト」、質が悪く大量の添加物が含まれているとこと。
データ上は、アフリカへの輸出が多いらしいが、普通に考えてもアフリカでトマト缶をたくさん消費しているイメージはありません。誰でもそう感じると思います。どこの国に行っているんでしょうかね?
安すぎる日本国内で見られる輸入されたトマト缶、実は使われている濃縮トマトは添加物まみれで相当危険なのではないだろうか??
トマト缶を使用するときは「国内製造のもの」、「有機トマト使用のもの」をお勧めしたいです。またできれば、トマト缶ではなく、生のトマトから調理してみることも良いでしょう。
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