秋川牧園の卵、さとうの平飼卵、に続いて、小倉さんの卵《ハーモニー》を購入しました。今回も秋川牧園の卵、さとうの平飼卵と同様に赤玉の卵です。赤玉を狙って購入しているわけではありません。偶然三回とも赤玉の卵になってしまいました。個人的には白の卵でもOKなんですが・・・。
カイシン農場、小倉さんの卵、ハーモニー
外装の紙パックには「環境に優しいマイナスイオン水を使用」「玄米アミノ酸&乳酸菌飼料で育てた卵」「遺伝子組み換えでない飼料を使用」と書いてあります。
マイナスイオンと聞くと空気清浄機のプラズマクラスターが有名ですが、様々な種類のマイナスイオンが有ると思います。
どんな種類のマイナスイオンが含まれているのか気になりますが、マイナスイオンを構成するイオンはO-、O2-、O3-、CO3-、CO4-、NO2-、NO3-などがあり、水蒸気など空気中の微量成分によって大きく変わり、時間的にも目まぐるしく変わるそうです。
したがって「マイナスイオンとは何のイオン?」という問いに正確に答えることは誰にもできません。
ニワトリはどうか分かりませんが、人間の身体は現代的な食生活により、元々アルカリ性なのが酸性に傾き病気の原因になることが知られています。
そのため酸性に傾いた身体をアルカリ性に戻すためにアルカリイオン水に期待をするわけですが、胃酸は強い酸性です。アルカリイオン水を飲むと胃酸の効果が弱まり、消化不良や、殺菌作用の低下の原因にもなるので注意が必要です。
と、話しが脱線しましたが、卵の話に戻りましょう。
小倉さんの卵は千葉県香市にあるカイシン農場で作られているそうです。小倉農場に決まってるだろうと勝手に思い込んでいました。
カイシン農場(千葉県香取市沢2359−4)
また、小倉さんの卵《ハーモニー》をつくっているカイシン農場の通販サイトもあります。卵へのこだわりが記載されていましたので見てみましょう。
飼料へのこだわり
母鶏の健康を第一に考え、厳選した非遺伝子組み換え飼料を使用。農場内で米ぬかと玄米アミノ酸を使い、独自の方法で植物性乳酸菌を発酵させたものを海藻・木炭・酵素・酵母等を配合したオリジナルの飼料に入れたものを鶏に与えています。植物性乳酸菌
十数種類の植物性乳酸菌を独自の方法で発酵させています。発酵させた植物性の乳酸菌は第二の脳とも言われている腸の働きを促し、健康で病気やストレスに負けない体作りに貢献し、腸内細菌の改善にも影響するため、結果的に卵特有の臭みがなく、鶏糞の臭いの軽減にも重要な役割を果たしていると思っております。海藻
海藻の持つミネラルにより鶏の健全な代謝を促し、栄養バランスの改善、病気に対する抵抗力の向上に役立つと言われています。卵への味の影響は旨味が増し、コクが出ます。アスタキサンチン
アスタキサンチンは、カロチノイドの一種で、ビタミンEの500~1000倍の抗酸化作用があると言われ、体の老化を防いだり、活性酸素の除去、免疫力の向上、花粉症やアレルギーの抑制、光の障害による網膜の保護に役立つと言われています。カイシン農場のアスタキレッド卵に豊富に含まれているこのアスタキサンチンですが、お客様から「飛蚊症」が改善した、風邪をひきにくくなった、花粉症の症状が軽減した、目の疲れが軽くなったなど声をいただいています。水へのこだわり
特殊な機械でマイナスイオンの活性水を生成し、鶏に与えています。飼料とこの水の相乗効果により、腸内環境を健全な状態に保ち、鶏糞の臭いも軽減しているせいか、鶏舎特有の臭いが少ないと言われます。環境へのこだわり
太陽の光と風の入る木造りの開放鶏舎で育てています。目の行き届く範囲で鶏がなるべく過ごしやすいようにお世話をしています。卵一つ一つ目で見て、手作業で検品します。ヒスタミン不検出
アレルギー物質の原因でもあるヒスタミンは検出されていません。参照元:小倉さんちのおいしい卵
カイシン農場の通販サイトには、ハーモニー卵の他に、アスタキレッド卵やマヨネーズ、にんにく卵黄パウダーの他犬用のクッキーサプリなどがあるようです。
特に気になったのはアスタキレッドという卵でアスタキサンチンが豊富に含まれている卵だそうです。残念ながら私が今回購入したハーモニータマゴにはアスタキサンチンは含まれていません。
アスタキサンチンは強力な抗酸化作用があり、眼精疲労に効果があると言われています。私は近視と乱視が酷く、眼精疲労がその原因の一つだと思ているので、アスタキサンチンは試してみたいです。
アスタキサンチンを多く含む食品には鮭、いくら、鯛、エビ、カニなどがあります。それらはオキアミを餌としていますが、オキアミにアスタキサンチンが多く含まれているためです。また、赤色はアスタキサンチンに由来しています。
まとめ
ここまで、秋川牧園の卵、さとうの平飼卵、小倉さんの卵《ハーモニー》と健康に留意した3種類の卵を購入してみました。それらの卵に共通していることは、ニワトリの飼育環境と餌へのこだわりです。
飼育環境は平飼いにしたり、陽が当たる風通しの良い鶏舎にしたりと自然環境に近づける工夫がされており、餌は非遺伝子組み換えの飼料があげられるでしょう。
卵は私たちの生活に非常に密接した食品です。毎日何かしらの形で卵を口にしている人がほとんどだと思います。安心、安全に気を配った卵を選んだ方がよいのではと思います。