【トイレタンク故障】トイレの水がチョロチョロと止まらなくなったから自分で直してみた

トイレの水がチョロチョロと微妙に流れが止まらなくなりました。

私が暮らしているのは賃貸アパートなのですが、築40年弱のボロアパートで、トイレもそれなりに老朽化が進んでいます。

しかし、古いトイレといっても水洗で、タンクの構造もごく一般的な家庭のトイレとかわりません。

今回はトイレのタンクの蓋を外し、自分でパーツを取り換えることで修理に成功したので、同じことで困っている人もいるかと思うので情報をシェアしたいと思います。

トイレの水がチョロチョロ流れっぱなしで止まらない

トイレの水が急にチョロチョロ流れっぱなしで止まらなくなりました。そのままにしておいても水道代にあまり影響はなく、用途的にも問題ないのですが、やっぱり精神的に気持ち悪いですよね。業者に見てもらうのも面倒なんで、自分で原因を調べて、直してみました。

タンクの蓋を外して中を見てみる

私の家は老朽化したボロアパートでトイレも古いです。構造的には一般的な水洗トイレと変わらないのですが、タンクは漆器ではなくプラスチックで出来ています。レトロ感ありますよ、笑。

タンクの蓋はネジやツメで固定されているわけではなく、本体の上に被せあるだけなので、持ち上げれば簡単に外せます。手洗い用のパイプがある場合は注意しましょう。

タンクの中を確認してみると特に壊れているような箇所は見当たりません。しかし、水道管に繋がっているジョイント部分からは水がチョロチョロ出っ放しです。

タンクの中には大きな白い浮きがあり、水が入っていない状態では沈んだ状態になっています。水が徐々に入ってくるに従って、水面が上昇し、浮きも上がってきます。そして水がいっぱいまで入ると浮きも上がりきり、その状態になると水道管から入ってくる水は止まります。面白い構造ですよね。

しかしながら、水がいっぱいまで入ってこないと、浮きも上がりきらず、結果的に水道管から水がチョロチョロ出っ放しの状態になります。実際に今回はこのような状態でした。

試しに浮きを少し持ち上げてみると、ピタリと水のチョロチョロは止まりました。浮きは壊れていません。原因は底部にある、ゴムフロートと言われる、タンクと便器を繋ぐパイプの黒いゴム栓にあるようです。

水を止めてみる

トイレの水の止め方は、タンクと水道管を繋いでいる、下の画像のパーツを回すことで可能です。

止水栓と言います。

止水栓はマイナスドライバーで左右に回すことができ、右に回すことで水は出なくなります。

水を止めてしばらく経ってからタンクの中を見ると、見事に水は空になっていました。便器に繋がる排水口の栓である「ゴムフロート」が壊れている証拠です。それでは、ゴムフロートを外し、新しいものと交換していきましょう。

劣化した古いゴムフロートを外す

排水口の栓であるゴムフロートはオーバーフロー管という、細長い中空の管に固定されています。オーバーフロー管の下部に突起があり、ゴムフロートの穴をそこに通すことで固定されています。ゴムフロートは消耗品なので簡単に取り外しできる構造です。ひっかけてあるだけなので、多少コツは要りますが特別な道具を使わず誰でも取り外すことが可能です。

また、ゴムフロートはチェーンでタンクのレバーにつながっています。このチェーンもクリップ状の取り付け金具でつながっていますが、同様にひっかけてあるだけなので簡単に外せます。

上記の2か所を外せば、劣化した古いゴムフロートを取り出すことが可能になります。このとき素手でゴムフロートに触ると、真っ黒になってしまいます。それほどゴムフロートが激しく劣化しているのです。できればゴム手袋を装着して取り外しましょう。