無農薬国産小麦の全粒粉100%、有機レーズンの天然酵母パンをつくってみた(特別な道具は要りません)

全粒粉100%パン

以前の記事で、有機レーズンの天然酵母液から元種をつくったことを書きました。以下がその記事になります。興味のある方は是非ご覧になってください。

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前回の記事で、有機レーズンの天然酵母液を作ったことを書きました。以下がその記事になります。 そこで今回はレーズンの天然酵母液から元種を作ってみようと思います。元種とは酵母液と小麦粉を等分量混ぜ合わせ、発酵させたものです。 パン作...

さて、今回はいよいよパンを作ります。なぜ自分でパンを作りたくなったのかと言うと、自分で厳選した食材とやり方でパンを作ってみたかったからです。勿論、パンが元々好きなこともあります。

当ブログでは、様々な食に関する危険性の記事を執筆しています。調べれば調べるほど、現代社会は食の危険性が高く、もはや安心、安全な食べ物はほとんどないのでは?と思えるほどです。

ですので、それなら納得できるものを自分で作ってみようと思い、今回の手作りパンに至りました。

ちなみに私は、東京都内のボロアパートで独り暮らしをしていますが、自分で食べる用のパンを作るだけなら特別な道具は必要ありません。特別な道具がなければパンは作れないと思っている人が多そうですが、そんなことはありません。

材料と道具

材料は以下の通りです。カンパーニュのようなシンプルなパンなので材料も少なくて済みます

・元種(有機レーズンの天然酵母液を使用)
・塩(自然海塩)
・全粒粉(無農薬・無化学肥料の国産小麦)
・水(浄水器を通したもの)
・オリーブオイル(自然栽培オリーブからできたもの)

つづいて、使用する道具です。

・材料を混ぜ合わせるためのボール(私は広口の土鍋で代用しました)
・シャモジかヘラ(なくてもOK)
・クープ(切れ込み)を入れるためのハサミか包丁
・一般的なトースター

以上になります。

作り方の手順

それでは、作り方になります。と言っても、メチャクチャ簡単です。

材料を混ぜ、こねる

まずは、元種65g、小麦全粒粉120g、塩5g、水60g、オリーブオイル少々をボールに入れ、混ぜ合わせます。大きめのボールの方が余裕があるので混ぜやすいです。私は小さなボールしか持っていないので、広口の大きめの土鍋で代用しました。まったく問題ありません。

材料を混ぜ合わせるのにシャモジかヘラを使います。ある程度のまとまりができたら手でこねましょう。耳たぶくらいの柔らかさがベストです。わたしはあまり気になりませんが、季節によって気温、湿度が変わってきます。こだわる人は微調整が必要かもしれません。また、混ぜ始めはシャモジやヘラがあると便利ですが、初めから手で混ぜても大丈夫です。

次にトースターのトレイにオリーブオイルを薄く塗り、出来上がったパン生地を乗せます。私は、コッペパンのような形にしましたが、お好みで丸パンにしてみるのも良いでしょう。オリーブオイルを塗っておかないと、焼きあがったときにトレイにくっついてしまうので注意してください。

発酵させる

通常、発酵は一次発酵と二次発酵、2回行いますが、私は一次発酵だけ行います。二次発酵を行う理由は「発酵によるガスを安定させ、形を綺麗に均一にするため」です。私は自分で食べる用のパンなので形はそんなに気にならないので二次発酵はやりません。時間の短縮にもなりますからね。実際に一次発酵だけでも、おいしいパンが出来ました。

私が使っているトースターは1000Wのものですが、トレイに乗せたパン生地をトースターの中にセットし、10秒ほどトースターを稼働させます。こうすることによって、余熱によりトースター内の温度が上がり、発酵を促すことができるからです。季節によりますが、夏場の気温が30度を越えるような日は、この工程をやらなくても大丈夫でしょう。トースターの窓から中を覗いて、パン生地が2倍弱程度に膨らんでいればベストです。

いよいよパンを焼いていきます

トースター

発酵が進んだパン生地は、時間が経っているので表面は水分がなくなり硬くなっています。包丁やキッチンバサミを使って、表面にクープという切れ込みをいれます。

こうすることで、パン生地の中の膨張を助け、より膨らんだパンに仕上がるためです。私もキッチンバサミを使って3か所クープを入れました。

後は、1000Wのトースターで15分焼けば完成です。

全粒粉100%パン

表面が少しコゲてしまいましたが、おいしいパンが出来上がりました。全粒粉の穀物らしい風味、レーズン酵母の独特の香りがたまりません。全粒粉100%のパンは膨らみが弱いですが、その分ずっしりとした仕上がりで食べごたえ抜群です。表面はカリッと、中はモチっとした手作りパンが完成しました。

まとめ

一般的にパン作りは、売り物にする、他者に食べてもらう、したがって、味、かたちを均一に整え、なおかつ大量に作ることが予想されます。発酵に時間もかかります。なので、たくさんの時間、大掛かりな特別な道具が必要になり大衆には向かない感じがします。ところが、少量で自分が食べる分を作るだけであれば、特別な道具は必要ないですし、時間もそんなに要りません。

今回ご紹介したやり方であれば、誰でも簡単手軽にパンが作れますので興味のある方は是非参考にしてみてください。

当ブログでは、食の危険性に関する様々な記事を執筆しています。パン作りにかかせない小麦もその一つです。パンには小麦以外にも食品添加物などに対する危険性も指摘されています。ならば、安心、安全な食材を自分で吟味し、手作りしてみる。そう思い、パン作りに挑戦してみました。

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