北海道産小麦使用のシンプルなフランスパンを買って食べた・・・SONKA(ソンカ)

SONKA(ソンカ) フランスパン

フランスパンとサンドイッチのお店「SONKA(ソンカ)」

東京都杉並区にあるSONKA(ソンカ)というフランスパンとサンドイッチのお店に行きました。前から気になっていたのですが、今回が初めての訪問です。

場所は丸の内線、新高円寺駅か南阿佐ヶ谷駅から行けますが駅からかなり離れています。私は自宅から自転車で行ける距離なので自転車で行ってきました。

【住所】〒166-0015 東京都杉並区成田東2-33-9
【営業時間】10時〜売り切れまで
【定休日】火曜日、日曜日、年末年始
【HP】 http://www.sonka.tokyo/

小さなお店ですがテイクアウトでパンを買えるだけではなく、店内で食事をすることもできます。詳しくはソンカさんのWEBをご覧ください。

フランスパンと雑穀フランスパン

SONKA(ソンカ) フランスパン

フランスパン(250円)と雑穀フランスパン(280円)を買いました。

ソンカさんのこだわり

フランスパンの原料は、小麦粉、水、塩、酵母、以上です。砂糖やバターは一切使いません。にも関わらずよく噛むと甘いです。素材の味(特に小麦粉)こそが全てであり、素材の味を「引き出す」技術が必須であり、ゆえに最も難しいパンと言われています。味が薄いから砂糖を足そう、塩を足そう、等という足し算の料理とは遠い境地にある、「引き算の美学」。大げさに言えばそれがフランスパン作りの楽しさでもあります。

僕がフランスパンを作るときは国産(北海道産)の小麦粉を使い、僅かな量の酵母でのんびり発酵の過程を見守りつつタイミングを見て専用のオーブンで焼き上げます。国産の小麦粉を使うのは安全面に配慮して、ということもあるにはありますが、それ以上に美味しいからというのが大きな理由です。国産であることに過剰な意味づけをするつもりは全くなく、美味しくなかったらどこの産地だろうと使う気にならないだろうと思います。

日本で使われるパン用小麦粉はアメリカ、カナダのものが主で国産のものはまだまだ多くありませんし、仕入れ値も決して安くはありませんが、僕は自分が美味しいと思った原料で、更なる美味しさを追究していきたいと思っています。

参照元:ソンカ(SONKA)

まさに私が大好きなシンプルなパン。当ブログではいくつかパンを紹介してきましたが、どれもシンプルなパンです。私がソンカさんに興味を持った理由がこれです。

また輸入小麦ではなく国内、北海道産の小麦を使っているところも有り難いです。で、安いんですよね。この手のパンはもっと高くても良いと思いますが・・・。

限られた材料からつむぎ出す珠玉のフランスパン
ところで、村山さんのフランスパン作りのこだわりとは何なのでしょうか?

「僕が作るフランスパンの材料は小麦粉、水、塩、酵母だけ。その中でも小麦粉には一番こだわっていて、自分で選び抜いたものを使っています」。

村山さんが使っているのが北海道・江別製粉の『10P09』という小麦粉。全てのパンにこの小麦粉を使用しています。

「普通のパン屋さんでは、パンによって小麦粉を使い分けたりブレンドしたりするんですけど、うちではこの小麦粉だけで勝負しています。それだけ僕がこの小麦粉に惚れ込んでしまったのと、あとこの小麦粉だけでどれだけ可能性が広がるのか挑戦したい!という思いがあるからなんです」

参照元:parismag

使っている小麦は江別製粉という会社の「10P09」という、いかにも業務用っぽいネーミングの小麦です。気になったので調べてみたら、以外にもAmazonで売ってました。


準強力粉 北海道産フランスパン用小麦粉 10P09 2.5kg

まさに北海道産フランスパン用小麦粉という、わかりやすい小麦のようです。

食べてみた感想

SONKA(ソンカ) フランスパン

SONKA(ソンカ) フランスパン

ソンカのフランスパンは良く見るすごく長いフランスパンではなく小ぶりです。小ぶりと言っても30センチくらいの長さがあります。

私は切り分けたりしないで、そのまま食べますが、先の方が細くなっていて食べやすいです。太さも調度よい感じでした。

外側はパリパリで香ばしく、ハード系のパンです。コンビニなどで売られている包装されたパンだとこの感じは出せないでしょう。

外側はパリパリでハードなんですが、中身はフンワリ、モチっとしていながらも適度な噛み応えを残しており、自分の好みな感じで、買って良かった、また買いたいと思いました。

味の方も、他のソフト系のパン、フランスパンに比べると濃い感じで風味豊かです。

ちょうど一本食べきるにはちょうど良いサイズでした。

雑穀フランスパンは、フランスパンに雑穀が混ぜ込んであるタイプです。米粉パンだと小麦の代わりに米粉を使ったパンですが、この雑穀フランスパンは小麦で作ったフランスパンに雑穀が混ぜ込んであるタイプで、雑穀のみでつくられたフランスパンではありません。

どのような種類の雑穀を使っているのか内容はよくわかりませんでしたが、先に食べた通常のフランスパンと比べると穀物感が豊かなのがわかります。

どちらも美味しかったのですが、個人的にはシンプルなフランスパンの方が好みですね。

機会があったらみなさんも是非食べてみてください。おすすめです。

小麦、糖質について

近年、糖質制限やグルテンフリーなどで小麦を危険視する人が増えています。当ブログでも過去にそのことについて触れているので、興味のある方は是非下記の記事をご覧になってください。

毎日何らかのかたちで小麦を食べているが、小麦が危険であると言われ出した パンやパスタ、ラーメン、うどんをはじめ、ケーキやクッキーなどの菓子類、あるいは揚げ物のころもなど日常には小麦を使った食品があふれています。日本に暮らしていて「今日一日、小麦をまったく食べていない...
糖質制限、グルテンフリーなどのキーワードを目にするようになり、わたしたちの食事に馴染みのある食材「小麦」が危険なのでは??と言われるようになっています。 当ブログでも「小麦 危険」の視点から、「小麦が危険なのではなく、人間が小麦の危険をつくっている」という内容の記事...

個人的には小麦は危険ではなく、人間が小麦の危険をつくっていると考えています。度重なる遺伝子操作、栽培方法、海外小麦の輸送方法などで小麦が危険な食品に変えられている、と考えています。

また、確かに日本人は炭水化物中心の食生活をしており、糖質過多の状態だと思いますが、糖質のすべてが悪いわけではありません。糖質制限より糖質選択を心掛けた方がよいと思います。

単糖類、二糖類などは免疫力の低下、虫歯等、身体に悪さをしますが、人間の身体を作っている腸内細菌はタンパク質ではなく、炭水化物(主に多糖類)を栄養源にしているのも事実です。

また、農耕文化発達以前の先住民は肉食中心であり、糖質はほとんど摂取していない状態で、とても健康であったと考えられていますが、現代社会はどうでしょうか?先住民の食生活や生き方を参考にするのは良いことだと思いますが、現代社会は先住民が暮らしていた時代より遥かにストレスが溜まりやすい複雑な社会システム、人間関係の上に成り立っています。

食べすぎは良くないですが、ストレス回避のために、適度で良質な糖質を摂取した方がよいと、個人的には考えています。

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