【牛乳 危険】カルシウムを大量に摂るリスクについて

牛乳 危険

当ブログでは牛乳の危険性について過去に触れています。その理由について簡単に説明すると、

・牛に与える飼料は遺伝子組み換えされているものが多い。
・牛の成長を早めるためエストロゲンという成長ホルモンを投与している。
・劣悪な飼育環境でも病気にならないように抗生物質を投与している。
・日本人は乳糖を分解する酵素を持つ人が少ない。
・牛乳にはリンも含まれており体内のカルシウムを奪う。
・カルシウムはマグネシウムがないと吸収されないが、牛乳にはマグネシウムが少ない。
・高温殺菌によりホエイが変性、本来の牛乳ではなくなっている。
・カゼインがホモジェナイズ、高温殺菌により胃で処理されず腸に流れ腐敗する。
・牛乳は子牛の飲み物で人間用にはできていない。

牛乳の危険性は大まかに上記の通りになります。

さてそんな牛乳ですが、今回はカルシウムの摂りすぎによる人体への影響についてお話します。

カルシウムを大量に外部からとるリスクを知っておいてください。一時期(今もそうかもしれませんが)カルシウムが大事、日本人は足りていないから牛乳を必ず飲みなさい、骨粗しょう症予防や治療のためにカルシウムサプリをとったり、マルチビタミンミネラルの中にもカルシウムが入っていることが強調されます。
確かにカルシウムは大事なミネラルです。体内では大量に貯蔵する場所は骨(99%)です。残りは血液中に存在しているわけですが、この濃度は多くの臓器(消化管、腎臓、甲状腺、骨、それぞれホルモンやビタミン)がかかわってネットワークで調整されています。ある程度食事でとることが大事ですが、過剰に濃度の高いもの(乳製品)やサプリでとることによって弊害がおこることがあります。
まず、腎障害、異所性石灰化(本来起こってほしくない場所に石灰化がおこる。例えば血管や軟骨、軟部組織)、骨粗しょう症、胃腸障害などです。
実際は、ビタミンDがなければ腸管からの吸収はされず、ビタミンKやそれに誘導されるオステオカルシンなどのホルモンがなければ骨形成はなされないのです。また重力を与えないと骨は強くなりません。スカスカでも生きていけると判断するのです。
ビタミンDは日光にしっかり浴びることで、皮膚で作られ、肝臓腎臓で活性化されます。様々な理由で日光をあまり浴びることができないときはサプリで摂ってあげてもいい栄養素です。そうすればカルシウムが上がりすぎることなく、調整してくれます。それと同時にカルシウムサプリをとってはいけません。またビタミンKは納豆や卵などが有名ですが、サイクルされるのでよほどでなければ不足はありませんが、抗生物質をとりすぎ腸内細菌が死滅すると腸内細菌が作ってくれず不足します。薬の飲みすぎに注意すること。なおワーファリンを飲んでいる方はいずれも要注意です。適度にお日様をあび、重力をかけ(歩く、立つ、もつ、運動する)、バランスのいい食生活をすることが一番骨を丈夫にするのです。

参照:内山葉子氏のFacebook

引用元は「パンと牛乳は今すぐやめなさい!」の著者で医師である内山葉子氏のFacebookのものです。

私自身も子どもの頃「牛乳を飲まないと骨や歯が脆くなる、背が伸びない」など半ば脅しのように牛乳神話が市民権を得ていました。ですが、牛乳が嫌いでほとんど飲まずに大人になりましたが日常生活に支障をきたすことなく健康に育ったと思います。経験則から言っても牛乳を飲むことを強制したり過剰に勧めたりしなくても良いのでは?と感じます。

カルシウムを摂りすぎるとどうなるのか?カルシウムが体内で貯蔵される場所は99%が骨です。残りのわずかなカルシウムは血中に存在します。乳製品やサプリメントの過剰摂取によりカルシウム過多になると腎障害、異所性石灰化、骨粗しょう症、胃腸障害などが生じます。

また、カルシウムはビタミンDがなければ腸から吸収されず、ビタミンKがなければ摂取したカルシウムは骨になりません。

このようにカルシウムを大量に摂取してもカルシウム以外のビタミン、ホルモンの働きがなければ骨になりません。また、重力も重要なファクターです。

いつも言っていることですが、健康になろうとして健康に良さそうな食べ物、飲み物を大量に摂取してしまうとバランスが崩れて健康にはなれません。カルシウムも例外ではないのです。

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