DELLのノートPC「studio1558」には公式に分解マニュアルが存在する
自分でフタをあけてしまった電化製品は保証の対象外、なんてのはよくあること。
というか、それが一般常識です。
しかしながら、信じられないことに、「DELLのノートPC studio1558」には公式の分解マニュアルが存在する。
studio1557と兼用のものですが、このように。
DELLのstudio1558は不具合が頻発するらしく、検索するとそれに関する記事が結構出てきます。
ディスプレイドライバーの不具合。カーソルが突然巨大化する。使い続けるうちにフリーズ、それが続くと電源が落ちる、ついには起動しなくなる・・・恐ろしい。
ということで、「自分で分解して直して下さい!!」ということでしょうか?DELLさん・・・。普通は「自分で分解しないでくださいね!」だと思いますが・・・。
わたしの所有するstudio1558も電源が落ちるようになり、どうやら熱処理の不具合が原因らしく、USBの小型の扇風機で送風してだましだましやっていましたが、ついにダメに。
完全素人ですが、分解マニュアルを見ながら、熱処理部分がどうなっているのか探ってみました。
特別な道具は必要なし!マニュアルに沿ってstudio1558を分解してみる
ネットでの情報で冷却ファンが回らなくなるという症状があったので、冷却ファンの部分を観察しようと分解を始めましたが、なんと冷却ファンにたどり着くまでにはほとんど全てのパーツを外さないと到達しないという始末。
それでもゆっくりのんびり焦らずやっていたのがよかったのか、問題なくファンにたどり着きました。
そして、肝心の原因ですが、一目瞭然という状態で「巨大なホコリ」が詰まっており、ファンが回らなくなっていました・・・。
こんなファンになんの意味があるのだろう?要らないんじゃないか?と思っていたのですが、とても重要なパーツだということを認識しました。
あとは、手順を逆にして組み立て直して無事終了。その後は、電源が落ちることなく動いてくれています。でも、そのうちホコリが再度たまるでしょうからメインで使うなら一年に一回は掃除が必要かもしれませんね。
ちなみに分解には特別な道具は必要ありません。一般的なドライバーとピンセットが必要なくらいです。コネクターの抜き差しがありますが、わたしは素手で行いました。問題ありませんでした。
ただ、マニュアルが見にくいですね。「ハードディスクを外す」とか「キーボードを外す」とかセクションごとに分かれていますが、あっちこっち飛ばされて混乱するかもしれません。苦手な方はマニュアルを紙に印刷してからやった方が良いかもしれませんね。また、ネジを何本も外すので「どこの部分のネジなのか?」わからなくなってしまうのでメモをとりながらやるのもよいでしょう。
実は壊してしまった液晶モニターの交換がメインでした・・・
と、ここまで書いておいて実は、冷却ファンのことは大分前のことで、今回は自分の過失でダメにしてしまった液晶モニターの交換をしました。
こちらもマニュアル通りにすすめて問題なく終了。
しばらく外部モニターにつないでいたのですが、無事に純正の液晶に交換できました。
液晶モニターは、Amazonかヤフーショッピングで1万円前後で購入できます。取り外しの際、ウェブカメラのすぐ横にマグネットがあり、強くひっぱりすぎると外側のプラスチックカバーが破損するので気を付けてください・・・
追記 2018年4月28日
「熱暴走しやすい」件ですが、ACアダプターを繋いで使用している人は、是非バッテリーを取り外してみてください。私の使っているDELL studio1558はバッテリーが故障してACアダプターのみの駆動になりました。
すると、熱暴走をしなくなりファンが急速回転することも格段に減りました。困っている方、是非試してみてください。