無農薬の有機栽培、自然栽培の野菜や果物に含まれている「サルベストロール」とは何か。

サルベストロールという言葉を聞いたことはありますか?

長く健康関連の情報を調べていて、いろいろなことを知ったなあと思っていました。最近は自分にとっての目新しい情報はほとんど触れることがありません(このブログに公開している情報は極々一部です)。

さて、そんな状況なのですが先日「サルベストロール」という言葉を知って、久しぶりに驚きました。サルベストロールは科学的に定義はされていないそうですが、薬理学的に定義された新しい植物栄養素とのこと。

今回はそのサルベストロールに触れてみたいと思います。

サルベストロールとは?

サルベストロールはポリフェノールの一種で無農薬栽培された青果物に多く含まれる天然成分。ラテン語の『サルビア』(救う)を語源としている。

2002年イギリスのデ・モントフォード大学、ゲリー・ポッター博士が発見者で、科学的ではなく薬理学的に定義された新しい植物栄養素。サルベストロールの定義は、「植物由来化合物」であり、「CYP1B1酵素で代謝され抗ガン成分である代謝物を生成する物質」、とのこと。

CYP1B1酵素とは癌細胞特有の酵素であり、サルベストロールとCYP1B1酵素の作用により、癌細胞のアポトーシス(細胞死)を誘引するとのこと。

参照元:Wikipedia(サルベストロール)

サルベストロールは野菜、果物、ハーブなどに含まれる成分でポリフェノールの仲間です。発見されたのはなんと2002年とつい最近のことです。イギリスのデ・モントフォード大学、ゲリー・ポッター博士が発見者です。CYP1B1酵素という酵素と代謝関係にあり、これにより抗がん成分を生成します。

植物はどのようにサルベストロールをつくるのか

植物の表面にカビが付着すると、その刺激によってサルベストロールが生成され、植物をカビから守る働きをする。植物の種類によって生成されやすさに差はあるものの、私たちが目にするほぼ全ての野菜、果物、ハープに存在すると考えられている。しかし、農薬や防カビ剤が使用されるとカビの刺激がなくなり、サルベストロールの含有量が著しく低下することが分かっている。すなわち、オーガニック(無農薬)栽培の野菜や果物ほどサルベストロールが豊富に含まれ、サルベストロールの含有量の差は3倍から30倍にもなるという。

参照元:Wikipedia(サルベストロール)

医食同源という言葉そのままに、解毒作用を持つ食材はたくさんあります。
しかも、どれも特殊なものではありません。
ただ、農薬が使われている野菜は、野菜みずからの解毒のために、収穫時までに解毒に有効な物質を使い果たしてしまいます。
ですから無農薬や自然農の野菜を厳選したいものです。

参照元:内海聡医師のFacebook

先に、野菜や果物、ハーブなどに含まれている成分とお伝えしましたが、有機無農薬栽培のものに多く含まれるそうです。

その理由はサルベストロールを生成する過程において植物に付着するカビの存在が必要だからで、植物はこのカビから身を守るためにサルベストロースを生成します。したがって、農薬や防カビ剤などでカビをやっつけてしまうと、植物はサルベストロースを生成しなくなります。

また、話しは少し変わりますが農薬が使用されている野菜や果物は自らの解毒のために解毒に有効な成分を使い果たしてしまう、という考えもあります。このこともサルベストロースの生成に関係しているような気がします。

人間もウイルスなどから身を守るために免疫力、自然治癒力を有していますが、植物も同じだと言えます。

サルベストロールを多く含む野菜や果物

サルベストロールは野菜、果物・ハーブの多皮・内皮・種・根の部分に多く含まれ、皮の場合は黒いぷつぷつとした斑点として現れることもある。オーガニックの農作物は、一般的に流通している農作物に比べて変色していたり虫食いがあることもあるが、そのような刺激を受けて、栄養が多い植物が育つのだ。

参照元:Wikipedia(サルベストロール)

サルベストロールを多く含有する食品は次の通りだ。

果物:赤い色の果実(イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、ブドウ、黒スグリ、赤スグリ、ブラックベリー、クランベリー)、リンゴ、梨

野菜:すべての緑色野菜(特にブロッコリーとキャベツ類)、アーティチョーク、赤と黄色のピーマン、アボガド、クレソン、アスパラガス、茄子

ハーブ:バジル、パセリ、セージ、ローズマリー、タイム、ミント、レモンバーベナ茶、レッドブッシュ(ルイボス)茶、タツナミソウ、タンポポ、オオバコ

特に無農薬有機栽培のクランベリージュースには大量のサルベストロールが含まれる。ひとつ忘れてならないのは、野菜ジュースを加熱すると水に溶け出してしまう点だ。従って加熱しないか、その水でソースを作って料理にかけると良い。

これはレスリー・ケントンなどの作家が生の食べ物についての著書で強調しているような、野菜を生かそれに近い状態で食べることで得られる健康効果の一例だ。

参照元:David Icke in Japan

サルベストロースは野菜や果物の表面上に「黒い斑点」として現れることがあります。特に無農薬栽培のブロッコリーやキャベツ、あるいは無農薬のベリー系果実、特にラズベリージュースなどに多く含まれているそうです。


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