原付(原動機付自転車)免許取得の流れ・・・東京都、府中運転免許試験場(前編)

原付免許

いきなりですが、この度、原付(原動機付自転車)の免許を取得しました。免許、持ってなかったんですよね。一番の目的は、もっともポピュラーな「身分証明書」を手にしたかったことです。何かと便利ですから。そして、車じゃなくて原付でもいいから、ちょっと乗りこなせたら・・・、という気持ちもあります。

原付免許を取得するにあたって、私は予備知識ゼロの状態から、ネットだけで情報を漁って無事に取得できました。

そこで今回は、同じように予備知識ゼロの状態から原付免許を取得したい人に向けて、その流れを書きたいと思います。また、長くなってしまったので、今回の記事は前編、後編に分けたいと思います。

原付免許取得の流れ、(東京都、府中運転免許試験場)編

原付

わたしが実際に原付免許を取得した試験場は、東京都の府中運転免許試験場です。なので、ここから先は府中運転免許試験場での流れになります。しかしながら、東京都の鮫洲運転免許試験場または他県の試験場でも概ね同じような流れだと思うので参考にしてみてください。

当日の持ち物について

以下が当日に持参する最低限の持ち物です。

・住民票(本籍が記載されたもので、マイナンバーが記載されていないもの)
・証明写真(3.0×2.4cm)、1枚
・総費用(7750円)
・保険証や社員証などの身分証、本人確認書類

以上になります。

まず住民票についてですが、今回は東京都民でなければ試験を受けれないので、それを証明するために必要になります。注意点として本籍が必ず記載されたものを用意してください。またマイナンバーが記載されている場合は黒マジックで塗りつぶす必要があるみたいです(自分はマイナンバーなしの住民票でした)。役所の窓口で住民票の交付が可能ですが、わたしは自動交付機を使いました。役所の窓口ですと300円かかりますが、自動交付機を使えば200円で済みます。詳しくは下記のリンク記事をご参照ください。

急な手続きの関係で「住民票の写し」が必要になりました。通常では住民登録している役所の窓口に交付手続きをしなければなりません。仕事の関係で窓口業務の時間帯に行けなかったり、役所が遠かったりすると非常に面倒ですよね。 仕事が多忙で有給休暇をとるのが難しか...

次に証明写真ですが、3.0×2.4cmのものが一枚必要になります。駅前や街中にあるスピード証明写真、ボックス証明写真を使うのが最もポピュラーだと思いますが、600円~800円ほどかかります。高いですよね。写真屋さんで撮ってもらうとさらに高くなるでしょう。

そこで私は「ピクチャン コンビニ証明写真」というのを使いました。自分でスマホのセルフモードを使い撮影した写真をコンビニのマルチコピー機で印刷するものですが、200円と激安で証明写真が手に入ります。少々画質が粗いですが、問題なく使えました。費用を抑えたい方におすすめです。以下のリンク記事に詳しく書いてありますので、必要な方は参照してみてください。

手続き用の書類作成のために「証明写真」が必要になりました。 街角や駅前に設置されている「スピード証明写真」、そうボックス型の自動証明写真。高いんですよねぇ。数か所回って、価格がどれくらいなのか確認してみたら600円~800円ほど。写真屋さんで撮影してもらうと...

次に、当日の試験にかかる費用です。受験申請手数料(1500円)、交付申請手数料(2050円)、原付講習手数料(4200円)、合計して7750円が最低限必要になります。わたしは、これにプラスして交通費だけが必要でした。

次に身分証、本人確認書類ですが、これは持参した住民票を窓口に渡す際に、偽りがないか確認するためのものです。わたしは健康保険証を提示しました。学生証、社員証などでもOKのようです。

さて、上記が最低限必要な当日に持参するものになります。

最後に私が個人的に気になったことを付け加えたいと思います。

・昼食は必要か?
必要ありません。食べる時間はありませんし、最終的に私が原付免許を交付された時刻は、当日のお昼13時30分ころでした。昼食をとる前に免許は交付されます。また私は寒い日に行ったのですが、トイレが近くなるので水分も控えました。暑い日は、飲み物を用意した方が良いかもしれません。

・受験申請書は事前に用意するのか?
受験申請書は事前に用意する必要はありません。当日の試験会場で係員の方が「初めての方、初めて免許を取得する方~」と声を張り上げています。係りの人に「初めてです。原付の試験に来ました」と告げれば、その場で渡されます。

・筆記用具は必要か?
必要ありません。当日、まず初めに受験申請書に必要事項を記入しますが、備え付けの筆記台を使います。そこのボールペンを使ってください。また、試験本番、試験会場では持参した筆記具の使用は禁止されています。試験会場備え付けの鉛筆と消しゴムを使うことになります。

・写真を貼るための糊は必要か?
必要ありません。受験申請書に糊が仕込まれているので、写真を貼るための糊も必要ありません。

・服装は?雨の時の着替えは必要か??
服装は長袖、長ズボン、運動靴でOKです。私の試験当日の実技講習は雨で寒い日でしたが、レインコート、軍手が渡されました。ヘルメットも貸していただけます。この装備であれば雨でも着替えは必要ありませんでした。唯一、替えの靴下だけは必要かもしれませんが、タオルすら使わなかったです。

以上が、私が気になった当日持参品の不明点です。

学科試験の勉強方法

試験勉強

原付免許を取得するには学科試験に合格する必要があります。試験当日、学科試験に合格すると実技講習がありますが、実技はあくまで「講習」であり「試験」ではありません。したがって、原付免許は学科試験だけ合格すれば良いのです。

私が実際に行った、学科試験の勉強方法をご紹介します。試験勉強にかかった費用は0円です。1円もかかりませんでした。安く済ませたいですからね。

学科試験の勉強に使ったものは、以下の2つのウェブサイトにある、問題集のみです。

原チャレ

いろんな資格の過去問まとめ

「原チャレ」というサイトには50問×4パターンの問題が用意されています。「いろんな資格の過去問まとめ」というサイトには50問×6パターンの問題が用意されています。

私が行った勉強方法は上記の問題を繰り返し解いていく、それだけです。50問の問題が計10パターンありますが、満点、完璧に、極めて近くなるまで繰り返し行いました。間違えた問題は重点的に頭に入れるために、メモに書いておいたり、わからない専門用語、例えば路側帯、二段階右折などはGoogleで検索し理解を深めるようにしました。

結果として当日の試験では見たことのない問題も5問くらいありましたが(ちなみに50問中45問正解で合格です)、それらを仮にすべて間違えたとしても合格ラインに達する、と思いました。そして、なにより実際に一発で合格しました。

なので、私がお勧めする原付学科試験の勉強方法は、上記のようなやり方になります。

試験当日、私がとった行動の流れ

JR東小金井駅から府中運転免許試験場に向かう

いよいよ、試験当日の流れになります。まず、会場は「府中運転免許試験場」です。わたしはJR中央線、東小金井駅から向かいました。東小金井駅に着いたのが午前7時26分です。ここから府中運転免許試験場まで30分くらいかけて歩いて行きました。

多くの方はバスで向かうそうなので、歩きたくない人はバスを使うのが良いと思います。個人的には歩くのが好きで30分くらいの徒歩は心地よいくらいなのでちょうど良かったです。スマホのGoogleマップを見ながら向かいました。バスは交通渋滞、信号の加減などで予定時間通りに進まないことがあるのであまり好きではないのです。

また、他の最寄駅からでも行けます。各駅のバスの乗り場などはコチラに詳しく出ていますので参照にしてみてください。ちなみに東小金井駅からはバスは出ていません。隣の武蔵小金井駅からのバスをご利用ください。

8時少し前に試験会場に到着

試験会場の「府中運転免許試験場」に到着したのは午前8時少し前です。すでに100人くらいの人が並んでいました。人の多さに少し焦りましたが、大体の方は「免許の更新」の人で、運転免許の試験を受けに来られた方は少ないようです。

会場は8時に開場します。開場入りすると入ってすぐのところで、係員が「はじめての人」と「更新に来た人」を振り分けて案内をしていますので、係り員に「初めてです。原付の試験を受けに来ました。」と告げてください。

すると、受験申請書と質問票を手渡され、会場内に設置されている記載台で必要事項を記入し、一番窓口に向かうように促されます。

受験申請書と質問票に記入する

必要事項の記入は、会場備え付けの記載台で行います。ボールペンも用意されています。受験申請書に記載する内容は以下の通りです。

・何の免許か?(原動機付自転車と漢字で書けるようにしておいてください)
・氏名
・生年月日
・本籍の住所(郵便番号も)
・現住所(郵便番号も)

以上のような感じです。性別、年齢もあったかもしれません・・・。

また、受験申請書と同時に渡される「質問票」は、「過去に医師から運転を控えるように忠告されたことがあるか?」などの、簡単な質問に答えるものです。5問くらいありましたが、ほとんどの方はサラッと済ませることができるでしょう。

必要事項の記入が終わりましたら、会場右手、突き当りにある「一番窓口」に向かい受験申請書を窓口の係りの人に渡してください。

受験申請書の申請と手数料支払い、適性検査について

一番窓口で「受験申請書」、「質問票」を渡します。このとき「受験申請手数料」1500円の支払いが必要なので予め用意しておきましょう。別のサイトでは「印紙代を購入」など書かれている場合もありますが、窓口で1500円現金で支払うだけです。

次に、窓口の係り員から、2番窓口に進むように促されます。2番の窓口は反対側、会場左手の突き当りです。ここから、適性検査が始まります。ちなみに一番窓口で受験申請書を提出した時刻は午前8時09分でした。

適性検査は視力検査と色覚検査です。私は眼鏡をかけていましたので、係り員の方から「眼鏡使用ですね」と言われました。もし、コンタクトを着けているなら、「コンタクト使用です」と答える必要があると思います。

視力検査は両目を使って0.5以上見えればOKです。片目ではなく両目です。一般的な「C」型の視力検査で上下左右どちらに「切れ目」があるか?口頭で答える検査です。視力検査が終わると、間髪入れず色覚検査です。縦に3列に並んでいる「点」が何色なのか?上から順に口頭で答える検査になります。

無事に適性検査をクリアすると「青いラインにそって進んで3階へ行ってください」と指示されます。床に青いラインのテープが張られていますので、それの通りに3階へ向かってください。3階の窓口に到着します。

次は、学科試験の手続きと学科試験になります。

原付学科試験手続きと学科試験について

免許証

さて、いよいよ学科試験の受験になります。まず先述の通り、3階の窓口に到着していると思うので、窓口にて受験申請書と持参した「住民票」を係員に渡してください。その時、住民票に偽りの記載がないかチェックするために身分証、本人確認書類の提示が求められます。持参した健康保険証などを提示しましょう。

確認が済みますと、受験申請書と住民票がホッチキス止めされて返却されます。それと同時に受験番号が書かれた受験票が渡されます。なお、ここでは手数料の支払いはありません。

「左手にある第一試験場に9時5分までに入り、着席していてください」と指示されます。試験会場は第一と第二に分かれていますが、人数が多い場合は第二になる可能性もあるようでした。9時5分とは一番初めに1500円の受験申請手数料を支払った窓口の締め切り時間のようです。

9時5分までは、試験勉強の最終追い込みをしたり、のんびりしていたりと自由です。私はネットのみで試験勉強を行ったので、参考書などは持って行かなかったので、トイレに行き、後は試験場前の椅子に座りのんびりしていました。その後8時50分くらいに第一試験場に入りました。

試験場の入り口を入ってすぐ、貸出用の鉛筆と消しゴムが用意されているので、一つずつ借りましょう。持参した筆記用具は使用禁止です。受験票の左上に書かれている受験番号と同じ席を探し、着席し待機します。

9時5分になると試験官の方が現れ、試験問題、マークシートが配布されます。その後、試験に際しての注意事項などの説明が入り、9時30分に試験が始まりました。制限時間は30分です。なお、ケータイ、スマホは電源を切りカバンにしまうように促されます。面倒を起こさないように指示に従いましょう。

また、私は最後まで残りましたが、試験時間の30分、それより早く退出することも可能です。原付の学科試験は30分ですが、他の車種の試験を受けている方もおり、50分試験の方もおられます。その方たちは10時20分までの試験になります。

試験終了後、「登録番号の申請」というのを行います。これは学科が合格した際、免許に載せる写真を撮影する際の管理番号のようです。試験会場の入り口(出口)付近に、この「登録番号」を発行する機械が設置されています。理由はよくわかりませんが、4桁の数字の暗証番号を2種類登録する必要があり、それを機械に入力するとバーコード付きの「登録番号票」が出てきます。無くさないように保管してください。試験の合否にかかわらず、全員が行っているようでした。

合格発表は試験を受けた会場と同じ場所で行われます。私の場合は「第一試験場」で、10時20分までの試験が終了した、すぐあと、10時21分より始まりました。ちなみに、私が受験した日は、原付の学科受験者5人に対し、合格したのは私を含めて2人でした。

合格者はそのまま試験会場に残され、不合格者はその後の手続きの説明を受けます。午後にもう一度試験があるので、それを受けるか?などの確認みたいです。

不合格者が全員退出した後、間髪入れずに、その後の実技講習の説明に入ります。ここで、学科試験の係員から、実技の教習官にバトンタッチされます。

次からの説明は実技演習になります。今回は長くなりますので、ここまでが前編ということで、いったん終了します。つづきの後編は以下のリンクをご参照ください。

前回の記事で「原付(原動機付自転車)」の運転免許を東京都、府中運転免許試験場で取得したことをお伝えしました。私は、予備知識ゼロの状態でインターネットのみから情報を集めて、無事に一発で取得することが出来ました。その記事が以下になります。 記事が...

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