【速報】札幌市 77人感染 8日連続50人超…デルタ株疑い6人 フィットネスクラブのクラスター拡大
札幌市は7月21日、新たに新型コロナウイルスの感染者が77人を確認したと発表しました。
感染者は非公表含む10代から70代の77人。57人だった前週水曜日から約1.3倍の20人増加しました。50人を超えるのは8日連続です。
国の「まん延防止等重点措置」適用を要請する目安とされる人口10万人あたりの1週間の新規感染者数は21日に「25.52人」となり、「15人」を6日連続で上回ったのに加え、「緊急事態宣言」の目安となる「25人」を超えました。
感染力が強いとされるインド型変異ウイルス・デルタ株の感染疑いは6人(中央区2人、清田区1人、南区1人、西区2人)が確認されました。
札幌市内でのデルタ株疑いは、計161人(8人確定)です。
使用病床数は7月20日時点ですぐに対応できる543床中162床の約30%。病院以外の宿泊療養施設や自宅待機者は20日時点で計447人と前日から41人増えました。
新たな集団感染(クラスター)が確認されました。
【札幌市内345例目のクラスター】
●コールセンター:従業員7人(10~20代)
札幌市は感染する恐れのある期間に濃厚接触した可能性のある5人を特定できているとして、施設名は非公表としています。
クラスターの拡大も確認されています。
【札幌市内344例目のクラスター】
フィットネスクラブ:10人から12人(2人増加)
学校で、生徒の感染が確認されています。
・石山中学校 1人
・もみじ台中学校 1人
・学校では学級閉鎖や濃厚接触者の出席停止の措置をとっています。
ススキノの接待を伴う飲食店、いわゆる”夜の街”関連は、新たに2人が確認され、298店舗1129人となりました。
77人中、約5割の42人の感染経路が不明で、重症者は2人のままです。
政府は「緊急事態宣言」を東京都に4度目の発令、沖縄県を延長し、埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府の「まん延防止等重点措置」を延長。北海道、愛知県、京都府、兵庫県、福岡県は11日で解除しました。
北海道は12日以降、札幌市の飲食店には7月25日まで営業時間を午後9時とする時短要請をし、札幌と他の地域の不要不急の往来自粛などを呼びかけています。
北海道は「まん延防止等重点措置」の再適用を国に要請する方針を固め、20日の対策本部会議で決定します。国の適用を前に「感染リスクが回避できない場合」という条件を外し、札幌市の「外出自粛」や「札幌市との往来自粛」、札幌市の飲食店での「時短要請」継続、公共施設の原則休館など独自の対策に取り組む方針です。
【6月20日以降の北海道の新規感染者数(札幌市分)】
6月20日: 52(38):緊急事態宣言最終日
6月21日: 37(28):まん延防止等重点措置 適用開始
6月22日: 29(23):死者12人(全国最多)
6月23日: 49(40):死者11人(全国2番目)
6月24日: 26(20):死者4人(全国2番目並ぶ)
6月25日: 33(22)
6月26日: 46(35):死者5人(全国2番目並ぶ)
6月27日: 28(17):死者3人(全国最多)
6月28日: 27(20)
6月29日: 22(15):感染者6月最少、死者5人(全国2番目並ぶ)
6月30日: 37(26)
7月 1日: 39(24):39日ぶりに前週から増加
7月 2日: 26(18)
7月 3日: 30(19)
7月 4日: 39(21):3日ぶりに前週から増加
7月 5日: 28(20):2日連続前週から増加
7月 6日: 34(17):3日連続前週から増加
7月 7日: 67(33):4日連続前週から増加(緊急事態宣言解除後最多に)
7月 8日: 59(38):5日連続前週から増加
7月 9日: 49(26):6日連続前週から増加
7月10日: 64(44):緊急事態宣言解除後で最多
7月11日: 56(32):8日連続前週から増加(まん延防止等重点措置最終日)
7月12日: 47(34):まん延防止等重点措置解除
7月13日: 60(39):デルタ株疑い最多20人確認
7月14日: 75(57):25日ぶり70人超える
7月15日: 84(63):約1か月ぶり80人超える
7月16日: 72(55):デルタ株疑い最多29人確認
7月17日:111(87):緊急事態宣言解除後で最多
7月18日:106(82):2日連続100人超え
7月19日: 70(58):
7月20日:104(74):感染者再び100人超え
7月21日:118(77):緊急事態宣言解除後で最多(北海道)