695人感染北海道 前週の約5倍…「成人式」前後の飲み会で新たに2つのクラスター 長時間で複数店利用（北海道ニュースUHB） – Yahoo!ニュース
北海道は1月15日、新たに新型コロナウイルスへの感染が確認された695人（うち再陽性16人）のうち、北海道発表分275人の詳細を発表しました。
15日は死者の発表はありません。感染者は北海道発表分275人、札幌市367人（うち再陽性16人）、旭川市19人、函館市10人、小樽市24人です。
600人を超えたのは2021年5月23日以来、約8か月ぶりです。前週の同じ曜日を12日連続で上回っています。
7日間合計では2027人で、前週と比べ約5.3倍、札幌市は約5倍で、増加傾向となっています。
1週間前の土曜日と比べ北海道全体は563人増え約5.3倍、札幌市は307人増え6.1倍となりました。
人口10万人あたりの1週間の新規感染者数は北海道「38.8人」、札幌市「47.5人」、旭川市「22.6人」となりました。
北海道は現在「レベル1」で、まん延防止等重点措置を要請する「レベル2」で設定した3つの指標のうち1つ、「病床または重症病床使用率」の指標は達していませんが、「新規感染者数」は目安の「15人」を札幌市も北海道も上回り、「療養者数」も北海道も札幌市も「20人」を上回りました。「レベル2」移行には上記3つすべての指標を満たすことが条件となっています。
15日は「オミクロン株感染」の新たな確認はなく、これまで北海道内で確認されているのは計59人（うち札幌市17人、旭川市1人、函館市1人）です。
ただ、北海道の13日までの1週間での検査では約6割が「オミクロン株疑い」であることから、知事は「急速に置き換わりが進んでいる」との認識を示しています。
北海道発表分として新たなクラスターが4つ確認されました。
●成人式後の友人同士の飲食を伴う会合（日高町）：6人
参加者1人の陽性が1月10日に判明し、濃厚接触者の検査を進めたところ、参加者計6人の感染が確認されました。
20代で、軽症または無症状。これまで40人にPCR検査をし、今後5人程度に予定しています。
北海道によりますと、会合は30人規模で複数の飲食店を利用していて、中にはマスクの着用が不十分だったり、カラオケを利用したりした参加者もいたということです。
●成人式の参加者による飲食を伴う会合（中富良野町）：16人
参加者7人の陽性が1月12日に判明し、濃厚接触者の検査を進めたところ、計16人（参加者15人、飲食店の従業員1人）の感染が確認されました。
10代から20代で、軽症。これまで18人にPCR検査をし、今後70人程度に予定しています。
北海道によりますと、会合は30人規模で富良野市内の複数の飲食店を利用していて、中にはマスクの着用が不十分だったり、カラオケを利用したりした参加者もいたということです。
●個人宅での友人同士の食事会（釧路地方）：5人
参加者1人の陽性が1月12日に判明し、濃厚接触者の検査を進めたところ、参加者計5人の感染が確認されました。
20代で、軽症。これまで5人にPCR検査をし、今後14人に予定しています。
北海道によりますと、食事会は14人が参加し、感染対策がされていなかったということです。
●宿泊施設（釧路地方）：5人
従業員2人の陽性が1月11日に判明し、濃厚接触者の検査を進めたところ、従業員計5人の感染が確認されました。
50代から70代で、軽症または無症状。これまで12人にPCR検査をしています。
またこれまでのクラスターも拡大しています。
●滝川中央保育所（滝川市）
新たに1人確認され、計7人に
●障がい者支援施設（空知地方）
新たに1人確認され、計34人に
●成人式前後に行われた飲食を伴う会合（当麻町）
新たに2人確認され、計14人に
●友人同士の飲食を伴う会合（羽幌町）
新たに5人確認され、計21人に
【1月15日 北海道発表分の感染者情報】
▼空知地方：28人
▼石狩地方：107人
▼後志地方：11人
▼胆振地方：43人
▼渡島地方：2人
▼檜山地方：9人
▼上川地方：18人
▼留萌地方：8人
▼オホーツク地方：13人
▼十勝地方：8人
▼釧路地方：18人
▼根室地方：1人
●その他：3人
■北海道外：6人
●年代
・10歳未満～90歳以上（30代以下201人）
47人は入院（宿泊療養施設含む）中、228人は調整中です。
695人中、感染経路不明の人の数は調査中で、重症者は前日と変わらず「0」です。重症者がいないのは31日連続です。
15日の新たなクラスターは札幌市の「認定こども園」で5人確認され、北海道内で計5つです。また旭川市の「旭川高砂台病院」で新たに1人確認され、計15人になっています。
小樽市では9日に行われた「成人式」前後の飲み会に参加した新成人16人の感染が確認されたことが明らかになっていて15日、新たに「小樽市立病院」の20代女性事務職員の感染が確認されました。
女性事務職員は、成人式前後に多人数の飲み会に参加していました。
関係する職員などは、全員陰性を確認していて、診療は通常通り行っています。
北海道は「まん延防止等重点措置」の対象の広島県、山口県、沖縄県との不要不急の往来自粛を求めるとともに、基本的な感染防止行動の徹底、空港や医療機関101か所（14日現在）に設置している「無料のPCR検査」などの利用を呼びかけています。
北海道内の感染者は、計63937人となりました。
参照：https://news.yahoo.co.jp/articles/58949110db14e0517f253d15a0d4f4688813dfbf
