16日、静岡県内では新型コロナウイルスの新たな感染者32人が判明しました。
居住地別では静岡市が13人、浜松市と掛川市がそれぞれ4人、袋井市3人などとなっています。
浜松市で高齢女性1人が死亡し、県内死者は145人になりました。
また、県立大学に通う学生同士の会食等でクラスターが発生しています。
[県内感染症指定医療機関等への入院状況(16日正午現在)]
入院 :122人
重症者 : 4人
宿泊施設: 66人
自宅療養:113人
自宅待機: 41人
※自宅療養および自宅待機は15日午後5時現在の数字です
地域別の病床占有率および重症者の病床占有率
県東部 14.4パーセント
県中部 23.0パーセント
県西部 30.5パーセント
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県平均 23.4パーセント
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重症者 7.8パーセント
[ワクチン接種実績(15日現在)]
高齢者
1回目 323,092回 29.71パーセント
2回目 75,009回 6.90パーセント
【県所管15人】
居住地は掛川市が4人、袋井市3人、三島市、伊豆の国市、富士宮市、御前崎市、菊川市、湖西市、長泉町、清水町がそれぞれ1人です。
年代は未成年が2人、20代3人、30代と40代がそれぞれ1人、50代3人、60代1人、高齢でない成人3人、高齢者1人です。
性別は男性7人、女性5人、非公表3人です。
感染経路は県内陽性者との濃厚接触が8人、不明・調査中が7人です。
【静岡市13人】
新規感染者は13人で、新たな集団感染=クラスターの発生が確認されました。
[静岡県立大学に通う学生同士の会食等(静岡市38例目)]
県立大学に通う22人の学生が、6月5日から10日にかけ、複数回、複数の自宅で5~6人規模の会食をし、16日までに10人の陽性が確認され、市は市内38例目のクラスターと認定しました。
22人は、10人の陽性、9人の陰性が判明しており、残り3人は検査調整中ということです。
また、22人は特定の学部、サークルということではなく、様々なつながりだとしています。
市は、学生の自宅が広くはなく密の状態があり、マスクの着用も不十分だったとみており、調査は濃厚接触者など多めにとっていき、数十人規模となると説明しています。
[患者の詳細2人]
15日に感染が公表されたうち2人の詳細が公表されました。
いずれも未成年で、市内陽性者の濃厚接触者です。
【浜松市4人】
新規感染者は4人で、市内のクラスター関連の感染者はいません。
市内の高齢女性が死亡し、浜松市の死者は50人になりました。
新規感染者4人の内3人は市内の陽性者の接触で、残る1人は感染経路不明です。
年代は20代が2人、60代と60歳以上の高齢者がそれぞれ1人です。
[変異株]
4日までに新型コロナの陽性が確認され、9日に国立感染症研究所にゲノム解析のため検体が送られていた71人について、70人はアルファ株(英国株)と判明し、のこる1人は解析不能でした。
71人のうち7人がクラスター関連で、症状は無症状が21人、軽症49人、中等症1人、療養は自宅療養が46人、宿泊施設が9人、医療機関が16人となっています。
また、9日時点で解析中だった6人についても全員がアルファ株(英国株)と判明しています。