【更新】ハンマーで女性殴る、女が逃走中 仙台・南光台、同じマンションで火災も | 河北新報オンラインニュース / ONLINE NEWS
19日午前1時20分ごろ、仙台市泉区南光台1丁目のマンション2階の部屋に女がベランダから押し入り、部屋で就寝中だった40代女性を刃物で切り付けて逃走した。宮城県警泉署は殺人未遂容疑を視野に逃げた女の行方を追っている。
泉署によると、女は持ち込んだハンマーで女性の頭を殴った上、包丁で腕を複数回切り付けた。凶器を現場に残し、玄関から逃走した。女性は市内の病院に搬送された。軽いけがで命に別条はない。
女は30歳前後で、身長約160センチ。上下黒っぽい服装で、マスクを着けていた。襲われた女性は1人暮らしで、女と面識はないという。
事件から1時間後の午前2時20分ごろ、同じマンションの3階の部屋から出火、玄関などが焼けた。泉署によると、3階の部屋は事件のあった部屋の真上。出火後、部屋に住む30代女性がベランダから飛び降り、腰の骨を折る大けがをした。泉署が事件と火災との関連を調べている。
マンションの隣に住む60代主婦は「騒々しくて外に出たら、マンション3階のベランダから30代ぐらいの女性が上半身を乗り出していた。駆け付けた警察官が『大丈夫だから』と説得したが、飛び降りた。夜中にこんな事件があって驚いた」と話した。
現場は市地下鉄南北線の台原駅から東に約1キロの住宅地。近所の無職男性(75)は「トラブルの有無は分からないが、近くでこんな事件があって気味が悪い」と語った。