大田区で住宅崩壊の恐れ 住民避難 – Yahoo!ニュース
動画
東京・大田区にある住宅街。
青いシートがかけられている住宅の前で、数人の男性が立ちすくんでいる。
撮影者「やばいやばいやばいやばい…」
突然、青いシートの奥で土砂が崩れ、つるしてあったシートが外れてしまった。
何が起きているのか。
投稿者の家の前の建物は、今にも崩れ落ちそうになっている。
映像を撮影した人は、土砂が崩れた時の状況を「今まで聞いたことないような、『ガン、ガラガラガラ』みたいな。本当に土砂が落ちるような音がしたので、なんだろうと思って、カメラ回した状態だった。こういうふうになってて、どうなるかわからないので怖いです」と語った。
近隣住民は、住宅が崩壊する可能性があるのではないかと、不安を覚えている。
6月3日、「大田区内の住宅が崩壊しかけている」と、警察から連絡があり、区が調査したところ、崩壊する危険があると判断。
その後、住宅の保全を所有者に依頼し、業者が補強を行っていたが、7日、住宅の土砂が崩れた。
建物の住民だけでなく、隣のアパートの住民も避難を余儀なくされている。
なぜ土砂が崩れ、崩壊しかけているのか。
近隣住民は、6月2日に降った大雨の影響で地盤が緩んでいたのではないかと話している。
近隣住民「雨も結構降ったじゃないですか。それで水を含んでなっちゃったのかな」
この建物の目の前は、現在空き地だが、3月ごろまで、別の建物の解体作業を行っていたという。
解体作業は、適切だったのか。
業者に話を聞くと…。
現場前の建物を解体した業者「3月に終わった工事だから、被害がどうか、うちは関係ない」
スタッフ「地下から水が出ていると言っているが?」
現場前の建物を解体した業者「そんなはずない。ちゃんと処理した」
こう話しつつも、9日、現場に見に行くとしている。
土砂が崩れたことと、解体作業に関連はあるのか。
大田区に聞いたところ、現在、調査中と回答。
今後、道路に土砂が流出するのを防ぐなどの対策を検討しているという。