【北海道 知床 観光船「KAZU1」不明事件】去年に座礁事故を起こし船首破損も修理せず運行か 「座礁して船首が割れていた」 同航路で昨年2回事故
海上保安庁によりますと、23日午後1時15分ごろ知床半島の沖合で観光船「KAZU 1(カズ ワン)」(19トン)から無線や電話で「船首が浸水し、沈みかかっている。エンジンが使えない」と救助要請の通報がありました。
そして午後2時ごろ、観光船は「船首が30度ほど傾いている」と運航会社に伝えたのを最後に連絡がとれなくなりました。
「KAZU 1」は、去年6月、浅瀬に乗り上げる事故を起こしていました。
第一管区海上保安本部によりますと「KAZU 1」は去年6月11日、斜里町のウトロ漁港を出港した直後に浅瀬に乗り上げました。
観光船には子ども2人を含む乗客21人と乗員2人の合わせて23人が乗っていましたが、けが人はなく、自力で浅瀬を離れて港に戻ったということです。
この事故で観光船の当時42歳の船長が業務上過失往来危険の疑いで書類送検されました。
24日朝、斜里町のウトロ港で、行方が分からなくなっている観光船とは別の運航会社の男性が記者団の取材に応じました。
男性は「海が荒れるのが分かっていたので、きのうは行くなと言った。なぜ行ってしまったのかと思う」と話していました。
さらに行方が分からなくなっている観光船について「あの船は去年座礁したことがあり、自分が見たかぎりでは船の前方が割れていて直していない。そこに亀裂が入って水が入ったのかもしれない」と話していました。
「KAZU Ⅰ」は今月20日に実施された船舶検査はパスしているという。一方で、国交省は、同船が昨年、今回と同じ航路で2回事故を起こしたことを明らかにした。1件目は5月15日で、海上の浮遊物に衝突し、乗客3人が軽傷を負った。2件目は6月11日で、浅瀬に乗り上げた。この時、船は自力で離礁して漁港に戻り、乗客らにけがはなかった。
SNSでの反応をまとめました
知床の観光船情報
北海道知床半島沖26人乗った観光船
船首部分が浸水 沈みかかっている
海保入電
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その後、行方不明
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26人乗船遊覧船が浸水海保救助へ
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安否不明
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4人発見救助 北海道知床沖で不明の観光船関連か 道警ヘリなど容態不明
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救助4人意識不明
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他社の制止を無視
未修理で出港か pic.twitter.com/StrgfsCCKx— ぽぽ (@gt214214214) April 24, 2022
知床の観光船、以前の座礁の破損を修理せずに営業してたのが本当なら言葉が無いわ
— karakawa1215 (@karakawa1215) April 24, 2022
知床の観光船、座礁後の修理不十分だって話あるけど、それだと運航再開できないはずなんですが
やらかしたあとはJG検査官厳しく見るんですが、小型船は違うのかな🤔
— shadow2020 (@shadow2020_20) April 24, 2022
同地区観光船の別業者
「荒れるのが分かっていたので出たらダメだぞと言ったが行ってしまった」「去年座礁して船首が割れていた」
同業者からここまで言われるのは普段からいろいろ察するものがある。
規制強化がくるかなあ。
とにかく生きていてほしい。 pic.twitter.com/lgGlctlEaV— ずべらぼん(中小企業診断士勉強中) (@zuberabonbon) April 23, 2022