【動画】東広島市で道路が削られ、黒瀬川で水位上昇 広島県内で大雨被害相次ぐ
動画
https://www.fnn.jp/articles/-/207279
梅雨前線の影響で県内では断続的に激しい雨が降り、三原市は天井川の水が溢れ一部の地区に大雨の警戒レベル５の「緊急安全確保」が発令されています。
広島市中区の降水量は７日午後１０時前から１２時間で１９６ミリを記録。
観測史上最も多い降水量となるなど県内の広い範囲で激しい雨を観測しました。
三原市は沼田東地区など３地区に３４７８世帯８２６４人に最も危険性が高い警戒レベル５の「緊急安全確保」を発令しています。
三原市によりますと、天井川の水が堤防を越え、周囲の田んぼや畑に川の水が流れ出ている被害が発生しています。この他にも、福山市の芦田川や東広島市の黒瀬川で、水位の高い状態が続いています。東広島市の安芸津町では道路が削り取られ通行できなくなっています。
【加藤アナ】
「午前９時広島市安芸区の畑賀川です。こちらから見ると川の流れが強く色も濁っている。
３年前の災害でも被災していて復旧工事中で、川沿いに土嚢があるが、一部土嚢は倒れて沈んでいる」
【宮崎記者】
「普段は車が多く行き交う場所ではありますが、今は見ての通り川のような状態になっています」
大雨の影響で交通機関にも大きな影響が出ています。
【梅田記者】
「ＪＲ広島駅です。大雨の影響で新幹線が運転見合わせになっているので、改札には多くの人が集まっています」
ＪＲ西日本は、始発から山陽本線の糸崎駅から岩国駅間、呉線の三原駅から海田市駅間、芸備線の備後落合駅から広島駅、可部線の横川駅からあき亀山駅まで、終日運転を取り止めています。また、山陽新幹線は新大阪ー小倉間で運転を見合わせていますが、まもなく再開見込みとなっています。
高速道路は、山陽道の大竹ＩＣから福山西ＩＣの上下線で通行止め。
中国道は庄原ＩＣから東城ＩＣの上下線で通行止めとなっています。
９日午前６時までに予想される２４時間の降水量は、いずれも多い所で１２０ミリとなっており、中国地方では１０日頃にかけて大雨となるおそれがあり、土砂災害に警戒が必要です。
