アイスホッケー会場で166人クラスター、原因不明 感染続く北海道(朝日新聞デジタル) – Yahoo!ニュース
北海道内で2日、新型コロナウイルスの感染者が新たに3587人確認された。1月29日の3002人を上回り、4日ぶりに過去最多を更新。この1週間は前週比1・4~2倍程度の新規感染が続く。1月27日から2月20日まで「まん延防止等重点措置」が適用されているが、変異株「オミクロン株」が猛威を振るい、感染拡大に歯止めがかかっていない。
釧路市では1月にあったアイスホッケーアジアリーグの試合でクラスター(感染者集団)が発生し、選手や観客ら計166人が感染した。
昨夏、苫小牧市での全国高校選抜アイスホッケー大会で発生したクラスターの150人を上回る。収束はしたが発生原因は不明だ。
釧路保健所によると、クラスターは1月15、16の両日、ひがし北海道クレインズ対東北フリーブレイズの試合会場のひがし北海道クレインズアイスアリーナで発生。選手42人、スタッフら24人、観客100人の計166人が感染した。
ホームチームのクレインズは「観戦に来ていただいた方たちへの感染、クラスターが発生したことに関して、大変申し訳なく思っております」とコメントしている。
試合運営はアジアリーグの感染症対策ガイドラインに沿って実施。釧路市などによると、会場では空調設備の換気のほか、リンクサイド6カ所に大型扇風機を設置して換気した。非常口、観客の出入り口は通常通り閉じていたという。
昨夏の苫小牧でのクラスター発生ではリンク上の冷たい空気が滞留し、換気不足となりやすい状態だったと専門家が指摘した。
釧路市によると、今回の会場での発生原因は不明で、道から「調査、検証をしたい」として協力要請があったという。市では「換気などどういう形が一番いいのか、専門家に調査してもらいたい。検証を受け、さらなる感染防止対策を講じていきたい」としている。
道本土での新型コロナ感染の急拡大に、医療体制が脆弱(ぜいじゃく)な離島では警戒を強めている。
参照:https://news.yahoo.co.jp/articles/11d3737dbb123873868836202dd1944d99a26f44