５００人入院の病院でクラスター、感染者計３３人に…９０代女性死亡（読売新聞オンライン） – Yahoo!ニュース
金沢市の千木病院で発生した新型コロナウイルスのクラスター（感染集団）で、石川県は２１日、入院患者の９０歳以上の女性１人が死亡したと発表した。新型コロナでの死者は１０月１３日以来、累計１３０人目。同病院では新たに入院患者１６人の感染が確認され、同病院でのクラスター関連の感染者は計３３人となった。県内での累計感染者数は８００３人となった。
発表によると、死亡した患者は、１９日に感染が確認された。重い基礎疾患があったという。同病院を巡っては、１８日に医療従事者１人、１９日に医療従事者３人と患者１３人の感染が判明した。県は２０日、病院として１３例目のクラスターに認定した。
同病院には、脳卒中や心臓病の後遺症などの慢性疾患のある高齢者を中心に、約５００人の患者が入院している。１９日までに感染が確認されたのは病棟の一つの階だったが、２０日の検査では複数の階に感染が広がっていることがわかった。
県は、入院患者全員と医療従事者約３００人、感染者の家族のＰＣＲ検査を進めており、２１日中に患者全員の検査を終えたい考えだ。中等症以上の感染者は他の病院に順次転院させ、陰性だった人に対しても数日空けて再度検査し、感染の押さえ込みを図る。
感染拡大を受け、同病院は当面、外来診療と入退院を中止する。県は、県内の医療機関や高齢者施設に対し、職員の健康管理や患者の健康観察など、感染防止策の再徹底を求めている。
谷本知事は「病院内におけるこれ以上の感染拡大を防ぐとともに、家族などの濃厚接触者を特定し、病院外への感染を防止したい」と述べた。年末年始に向けて飲食の機会や人の流れも多くなるとして、「身の回りに新型コロナウイルスがいるということを前提に、手洗いやマスク着用などの感染防止対策を徹底してほしい」と呼びかけた。
参照：https://news.yahoo.co.jp/articles/c3e79acb95af50765f3281f907d49cd563066fa1
