阿武町議会議員選挙　開票状況と立候補者の当落結果・・・情報がネットで拡散される

阿武町議会議員選挙　開票状況と立候補者の当落結果

阿武町議会議員選挙

シリーズ「総選挙」です。この時期、衆議院議員選挙だけでなく、場所によっては参議院議員の補欠選挙などが重なる地域もあります。山口県阿武町では、さらにそこへ町議会議員選挙が重なり、人口３０００人あまりの小さな町の選挙管理委員会は今、「大わらわ」となっています。

　期日前投票の会場、山口県の阿武町役場です。

　「続いて、衆議院選挙になります。衆議院の小選挙区になるので候補者名を」

　投票場所は役場の休憩室。町民が投票に訪れていました。

　３つの選挙に対応するのは、選挙管理委員会の事務局の職員２人です。事務連絡や投票所のレイアウトなどで、大わらわとなっています。

阿武町選挙管理委員会俣野有紀事務局長
　「（Ｑ．大変ですよね？）大変です。今、考える余裕がない・・・」

　阿武町議会選挙は当初、１１月９日告示、１４日投票の予定でしたが、参院補選に合わせて実施するため、１０月１９日告示、２４日投票に日程を変更しました。そこに、まさかの衆院選でした。

　参院補選と衆院選、町議会議員選挙・・・衆院の比例と最高裁の国民審査は同じ箱を使います。投票箱は合わせて４つ。いつも使っている会場ですが、少し手狭です。有権者の動きがスムーズになるよう、通路で受け付けをしています。

阿武町選挙管理委員会俣野有紀事務局長
　「本来は受付を（部屋の）中でやって完結するが、今回は（投票箱が）４つあるので、受付を外に出して、中は投票するだけに変更した」

　投票に間違いがないよう、会場には１人ずつ入るように工夫しています。さらに、混乱を防ぐため、入場券は３つに色分けされています。スタッフが声をかけながら、有権者にどの投票箱に入れるのか教えていました。

　「町議選、左です！左です！」

　ところで、阿武町は山口県内で唯一、新型コロナウイルスの感染者が確認されていない町でもあります。とがらせるのは、感染対策への神経・・・と、えんぴつの先です。感染対策として、えんぴつは受付で１人に１本渡し、５枚の投票用紙に記入してもらいます。えんぴつは回収し、消毒したあと、再び使っています。

　有権者数は１０月１８日時点で２７８１人。今のところ目立った混雑はないようですが、今週末、期日前投票のピークを迎える見込みです。