北海道内では、15日、新たに86人が新型コロナウイルスに感染したことが発表されました。3日連続で2桁となり、減少傾向が続いています。一方で、発表された死者数は、過去2番目に多い18人で、深刻な状況が続いています。
道内では、15日、新たなクラスター1つが発表されました。
【札幌市発表】
○認可保育施設(名称非公表)
職員3人と園児2人が感染。
また、すでに公表されている5つのクラスターで、感染者が増加しています。
【道発表】
○石狩地方の介護老人保健施設
(先月22日発表、名称非公表)
新たに職員1人が感染し合計76人に。
○知内町の知内中学校(今月10日発表)
新たに教職員1人が感染し合計7人に。
○釧路市の星が浦病院(先月23日発表)
新たに入院患者3人が感染し合計46人に。
【札幌市発表】
○医療機関
(先月25日発表、名称非公表)
新たに患者4人が感染し合計123人に。
○有料老人ホーム
(今月9日発表、名称非公表)
新たに職員1人が感染し合計9人に。
こうした中、道内でもインド型変異ウイルスに対する不安の声が上がり始めています。
14日午後、東京都は、インド型変異ウイルスによる初の死亡事例が都内で確認されたと発表しました。都内に住む50代の男性で、がんの基礎疾患があったということです。
道内ではまだ、インド型変異ウイルスは、まだ確認されていませんが、厚生労働省によりますと、12都道府県で88人の感染が確認されているということです(今月9日現在)。
京都大学の西浦博教授によりますと、インド型の変異ウイルスは、従来のウイルスと比べて、感染力が1.78倍で、来月中旬には、全国的な感染の半分以上がインド型に置き換わると予想しています。
感染力の強いインド型変異ウイルスについて、札幌医大の當瀬規嗣教授は、「ちょっとでも感染対策に”穴”があると、感染すると思った方が良い。ちょっとだけマスクをはずしたり、人の肩をたたいたりしただけで感染する可能性が高い。まともに飛沫を浴びるようなことがあると、数分で感染する可能性がある」と、警戒を呼びかけています。
参照:https://news.yahoo.co.jp/articles/d650992df522cb13c956a04749c7e63b60e30bee