北海道 351人感染 “38人クラスター”全国高校アイスホッケー大会 専門家が問題点を指摘(北海道ニュースUHB) – Yahoo!ニュース
北海道内では8月11日、新たに351人が新型コロナウイルスに感染しました。新たなクラスターも増加しています。札幌市では、収束のカギを握る、ワクチン接種について50代の予約がスタートしました。
札幌市では、50歳から59歳までを対象とした、ワクチン接種の予約受付が11日午前9時から始まりました。
11日午後5時現在、ネット予約分はすでに終了し、電話予約分は残り約3000人となっています。
接種は8月16日からで、札幌コンベンションセンターやつどーむなどで、モデルナ製のワクチンが使用されます。
札幌市は、40代は8月25日から、30代以下については9月上旬以降、順次、予約の受付を開始します。
一方、苫小牧市は市内の50代の女性に対し、1回目と2回目の接種で異なる種類のワクチンを使用したと公表し、陳謝しました。
同市によりますと、女性は7月11日、モデルナ製のワクチンを接種しましたが、今月8日の2回目の接種の際、誤って違う会場に訪れ、ファイザー製のワクチンを接種しました。
今のところ、体調に問題はないということです。
北海道内では8月11日、新たに札幌市で208人、石狩地方で32人など計351人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。
感染者数は5日連続で300人を超え、厳しい状況が続いています。
塚本教授は「まだ感染が抑制されていると考えるには早い」と指摘
北海道医療大学の塚本容子教授は「8月11日の感染者数を見ると、あまり増えていないと感じる人もいるかもしれませんが、祝日の月曜の後での数としては、検査数をみると少し多い数かと思います。これで感染が抑制されていると考えるのはまだ早いと思います。今週の残りであとどれだけ感染者が出るかというところだと思います」と話しています。
若年層のいる場所でのクラスターが目立つように
増加の要因となっているクラスターについては、特に若い世代、専門学校や高校で発生しています。また小樽市では銭函保育所で7人のクラスターも確認されています。
大規模なものとしては、苫小牧市内で8月3~8日に開催された全国高校アイスホッケー大会で、全国から26チーム、約1000人が参加しましたが8月11日現在、38人の感染が確認されています。
埼玉県のチームは30人で来道しましたが、うち29人が陽性となっています。その他の高校でも体調不良を訴える人がいるとの報告もあります。
塚本教授は「埼玉のチームで4人の感染が判明した後、体調不良の人がいたにもかかわらず、対戦相手に体調不良者がいなかったということで、そのまま大会を続行したことが一番の問題点。PCR検査も発覚した段階では行わなかったということです。30人中29人が感染ということは、おそらく感染力が高いデルタ株だと思いますが、今後は、大会で感染者が出てからの対応について、部活動も含めて考える必要があります…」と大会で問題を指摘しています。
加えて「大会のホームページには、うがい、手洗い、マスク着用などの対策がありましたが、うがいは、同じ洗面所を使うと、感染リスクも高くなる、ということをお伝えしたいと思います」と注意するよう呼びかけています。
参照:https://news.yahoo.co.jp/articles/5df17e2b9183da74175659a83cb54ed4d451ca71