熊本、中1男子生徒自殺 力合西小学校の吉野浩一教諭を懲戒免職処分 顔は?・・・情報がネットで拡散される

中1男子生徒自殺 不適切行為多数の元担任を懲戒免職処分(熊本)(TKUテレビ熊本) – Yahoo!ニュース

自殺した中学1年の男子生徒、その小学6年の時の担任だった男の教諭が懲戒免職処分となりました。熊本市の遠藤教育長は今後も調査を進めたうえで自らも含め、その他の関係者の処分も検討するとしました。

2日午後、熊本市議会で遠藤洋路教育長は、議員から今回の処分について問われ、まず陳謝しました。

【遠藤洋路教育長】
「心よりおわび申し上げます。申し訳ありませんでした」

熊本市教育委員会が懲戒免職処分としたのは現在、力合西小学校に勤務する吉野浩一教諭です。

吉野教諭は、2019年4月に自殺した中学1年の男子生徒の小学6年時の担任でした。

市の第三者委員会は今年10月までの約2年にわたり男子生徒の自殺について検証。
吉野教諭による不適切な指導が男子生徒の抑うつ状態の発症に強く影響した可能性を指摘しました。

たくさんの「死」の文字。男子生徒が五福小学校6年のときに使っていた算数のノートです。

当時、学校はこの記述を知りながら保護者に知らせておらず、保護者が知り得たのは男子生徒が亡くなったあとでした。

第三者委員会は「命を守る機会を奪う結果を招いた」としました。

吉野教諭をめぐっては、これまでに合わせて42件の『不適切な行為』が認定されていて、これらはいずれも2014年度から18年度まで勤務した五福小学校における行為です。

市教委は11月17日に吉野教諭を出勤停止とするまで別の学校で教壇に立たせていました。

【熊本市教委・教育政策課 橋爪富二雄教育審議員】
Q勤務をさせていたのはどういう判断か
「・・総合的に考えて、きょうまで勤務を継続させていたという判断」

市教委の対応を大西市長は厳しく批判しました。

【大西市長(22日の会見)】
「教育現場においての対処能力が欠如していると言わざるを得ないのではと私は厳しく思っている。教育長に対してもこの記者会見でこれだけ厳しく言ってるんですよ。そのことをどう思うか、どう受け止めるかということはしっかり教育委員会には考えていただきたい。教育委員の皆さんも厳しく受け止めていただきたい」

そして1日夜、臨時で開かれた教育委員会会議。

今回、処分対象となった吉野教諭の行為は児童に対し、授業で態度が悪いと頭をたたいた、私語をしていた児童の胸ぐらをつかみ教室に引っ張り入れたなどの『体罰』など合わせて42件。

市教委は、吉野教諭の日頃の勤務態度なども含め「本人は反省していないのではないかということも考慮した」とし、出した結論は『懲戒免職』。全会一致でした。

【市教委の会見・遠藤洋路教育長ら3人で陳謝(2日)】
「申し訳ありませんでした」

長期間にわたって不適切な行為が続き、男子生徒が亡くなる前にも保護者から再発防止を求め嘆願書が提出されるなどしていましたが、市教委は適切な対応ができないまま、ここまでに至ったことについて遠藤教育長は次のように述べました。

【遠藤洋路教育長(2日の会見)】
「嘆願書が出たことと児童が自殺したことがつながっていなかった。別の課で対応していて、総合的に判断する体制が教育委員会にも学校にもなかった」

『死』と書かれたノートについて当時、保護者に伝えなかったことについては。

【市教委・松島孝司教育次長】
「その部分は対応として適切ではないと判断しています。重く受け止めて情報共有が大事だったと認識しています」

教諭の処分について、男子生徒の遺族はこのように語りました。

【遺族】
「(懲戒免職の)判断が出されたことを息子に伝えたい。(熊本市教育委員会は)体罰についてもっとしっかり子供たちに与える影響を考えてほしい」

【大西市長】
「苦しい状況が長く続いたことに対し市長としておわび申し上げます。今回の一連の経過をもう一度よくかみしめて教育委員会には今後は真摯に対応してほしいと思っています」

参照:https://news.yahoo.co.jp/articles/a8256024c2d41e8f89cafe634d711dab210c4d09

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