新型コロナ「デルタ株」疑い事例 県内で初確認 松山市などの4人 遺伝子検査で確定急ぐ【愛媛】
新型コロナウイルスのインド由来の変異ウイルス・デルタ株の疑いがある感染の事例が愛媛県内で初めて確認されました。
松山市などの4人で、県外との往来などはなく、愛媛県は感染ルートを調べています。
愛媛県によりますと、14日に判明した新たな新型コロナウイルスの感染者は松山市内の3人で、13日に発表された松山市保健所の事例の濃厚接触者です。
この事例の3人と同じく13日に発表された西条保健所管内の事例の感染者1人に、インド由来の変異ウイルス・デルタ株の感染が疑われることが分かりました。
また、13日の松山市の事例の1人を「みなし感染者」として対応しています。
県は1週間程度かけて遺伝子検査を行い、デルタ株かどうかの確定を急ぎます。
4人が感染した2事例は接点があり、その場に複数の人がいたとされ、愛媛県は関係者約30人の検査を急いでいます。
すでに検査を終えた人への感染は確認されていません。
デルタ株は感染力が従来株より強く、40~50代でも重症になる傾向があるとされています。
愛媛県内は「感染警戒期」が続いていて、中村知事は感染対策の継続を呼びかけています。