MBCニュース | 鹿児島県立病院局職員を懲戒処分 通勤中強い眠気のまま運転 人身事故
鹿児島県立病院局は31日、通勤途中に人身事故を起こしたとして、出先機関の30代の職員を戒告の懲戒処分としました。県立病院局の職員の懲戒処分は、今年度3件目です。
今月31日付で戒告の懲戒処分を受けたのは、県立病院局の出先機関に勤める30代の係長級の職員です。
県立病院局によりますと、職員は去年3月下旬、通勤で軽乗用車を運転をした際、強い眠気を催しましたが、そのまま運転を続け、中央線を越えて対向車線にはみ出し、乗用車と衝突しました。
この事故で、乗用車を運転していた60代の男性が全身打撲などのけがをしたということです。
県立病院局の聞き取りに対し、職員は「前日なかなか寝付けなかった。通勤中、眠かったが、そのまま運転してしまった」と話しているということです。
職員は、過失運転致傷の罪で略式起訴され、去年10月下旬、簡易裁判所から罰金40万円の略式命令を受けました。上司に事故の報告はしていましたが、略式命令を受けたことを報告したのは12月下旬だったということです。
県立病院局は「このような事態が生じたことは誠に遺憾。今後、さらに注意喚起を図るなど、職員に対する指導を徹底したい」とコメントしています。