沖縄県議会議員選挙 開票状況と立候補者の当落結果が話題に

沖縄県議会議員選挙 開票状況と立候補者の当落結果

沖縄県議会議員選挙 開票状況

沖縄県議会議員選挙 - 2024年06月16日投票 | 沖縄県 | 選挙ドットコム
沖縄県議会議員選挙の情報です。投票日2024年06月16日。候補者の情報から、選挙結果、得票数まで情報を網羅。自治体の情報など選挙に関連する情報が満載。イチニ株式会社(選挙ドットコム運営)

沖縄県議会議員選挙の焦点は?県政担当記者が解説

6月16日に投開票となる沖縄県議会議員選挙について、県政担当の安座間マナ記者が解説します。

【どちらが過半数?県政与党と野党・中立】

今回の選挙の焦点は、玉城知事を支持する「与党」と「野党・中立」のどちらが過半数を獲得するかだといわれています。

沖縄県議会の現在の構成は、「与党」と「野党・中立」が24議席ずつと同数で、議長を務めているのは「野党・中立」の議員です。県議会で県が提出した予算案や条例案などを採決する際、議長は採決に加わりません。

このため、いまの県議会の採決では、24対23と、かろうじて「与党」の賛成多数で可決・成立するケースが多く見られます。一方で、選挙の結果、「野党・中立」が過半数を占めることになれば、一転して県の予算案などが否決されることも予想されます。

そうなれば、玉城知事が目指す施策を実行に移せなくなるなど今後の県政運営に影響を与える可能性も出てくるので「過半数」が重要になっています。

【論戦の大きなテーマは】

県民の関心が高いテーマとして挙げられるのは、生活に直結する物価高への対策、そして、子どもの貧困対策だと思います。

沖縄県は子どもの貧困率が全国平均のおよそ2倍と厳しい状況です。6日に県が発表した調査結果でも、17歳以下の子どもがいる困窮世帯の9割以上が「物価高の影響で生活が苦しくなった」と感じていて、食費など生活に必要不可欠な支出が負担になっている実態が改めて浮き彫りになりました。全国的に見ても、働く人1人あたりの実質賃金は2年以上にわたってマイナスが続いていて、物価の上昇に賃金の伸びが追いついていない状況です。

こうした中、県は、中学生の学校給食費を無償にする市町村に対し、その費用の半分を県が補助する新たな制度を来年度から実施すると発表しました。これに対し、県内の市長会は、対象に小学生も含めた上で、費用の全額を県が負担することなどを求めていて、考え方に隔たりがあります。

県議会議員は、地元の声に耳を傾けながら県の施策をチェックする重要な役割を担っていますので、各候補者が具体的かつ効果的なプランを提示し、有権者に訴えてもらいたいと思います。

【基地負担の軽減どう図っていくか】

県内には依然として全国のおよそ7割のアメリカ軍専用施設が集中していて、騒音の苦情も相次いでいます。自衛隊は、南西諸島の防衛態勢強化の一環として、県内各地で新たな部隊を発足させていて、日本の安全保障のあり方をめぐっても活発な論戦が交わされそうです。

【投票率は】

前回・4年前はコロナ禍での選挙で、投票率は46.96%と過去最低でした。私が取材した候補者の陣営からは「一度下がった投票率を回復させるのは容易ではない」という指摘があった一方、「コロナ禍で前回は投票に行けなかった人たちが今回は行くはずだ」と投票率のアップに期待する声も聞かれ、見方はさまざまです。

ただ、県政の課題は山積していますし、国政では「政治とカネ」の問題が表面化しました。有権者が候補者に託す1票はこれからどういう社会にしていくかにつながりますので、ぜひ投票に行ってもらいたいと思います。

【候補者アンケートやボートマッチも活用を!】

NHKは、今回の県議会議員選挙にあたり、候補者全員にアンケートを行いました。WEBの特設サイトでは、アンケートのすべての回答を公表しているほか、それぞれの候補者の回答と有権者自身の考えがどれくらい一致しているかがわかる「ボートマッチ」のコンテンツも掲載しています。投票にあたって活用してもらえればと思います。

参照:https://www3.nhk.or.jp/lnews/okinawa/20240609/5090028079.html

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