JR東海道線 人身事故の救助活動に気づかず運転再開をしてしまう

<独自>JR東海道線の人身事故、線路付近での救助活動に気づかず運転再開(産経新聞) – Yahoo!ニュース

今年4月、横浜市鶴見区のJR東海道線の踏切で起きた人身事故で、隣接する京浜東北線の運転再開後に線路付近で救助隊員らが活動していることに気づき、再び運行を停止していたことが29日、JR東日本などへの取材で分かった。運転再開時の安全確認が不十分だった可能性がある。同社が一連の経緯について調査している。

事故は4月26日午後7時44分ごろ、東海道線上り生見尾踏切内で発生。伊東発宇都宮行きの普通電車(15両編成)に男性がはねられ死亡。JR東によると、約2時間後に運転が全面再開し、約15万人に影響した。

現場の踏切は東海道線と京浜東北線、横須賀線の上下6線がまたがり、全長は約40メートルに及ぶ。JR東は事故発生直後に全線の運行を停止。踏切付近の東海道線上りと京浜東北線下りの線路には約10メートルの間隔があり、救助活動に支障がないと判断し同8時24分、東海道線を除く4線の運転を再開した。

事故を起こした普通電車は緊急停止していたが、現場から約150メートル離れた先頭車両近くでは、対向電車の運転士や車両検査係の社員、救助隊員ら4人が作業を続けていた。関係者によると、4人は京浜東北線の運転再開に気づいていなかったとみられ、その後自主的に退避し、現場責任者や指令所に運行を止めるよう依頼したという。

4人が立ち入った線路の間隔は約4メートル。事故が起きた踏切付近よりも狭かったため、JR東は活動中の4人に危険が及ぶ可能性があると判断し同8時54分、再び運行を停止。この間に上り電車4本が現場を通過し、下りは手前の最寄り駅で折り返し運転した。

負傷者の移送が完了したのは同9時5分ごろ。警察の検証作業などが終わり、関係者全員が現場を離れたのを確認し同9時54分、全線で運転を再開した。JR東日本横浜支社の担当者は「運転再開は現場責任者を通じて伝えたはずだが、なぜ4人が現場にいたことに気づかなかったのか、詳しい状況は確認中」としている。

参照:https://news.yahoo.co.jp/articles/736cb6616b3f24abbed293f87a822824d1675294

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