土浦市長選挙 開票状況と立候補者の当落結果が話題に

土浦市長選挙 開票状況と立候補者の当落結果

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土浦市長選挙 - 2023年10月22日投票 | 茨城県土浦市 | 選挙ドットコム
土浦市長選挙の情報です。投票日2023年10月22日。候補者の情報から、選挙結果、得票数まで情報を網羅。自治体の情報など選挙に関連する情報が満載。イチニ株式会社(選挙ドットコム運営)

現新の一騎打ちか 土浦市長選

任期満了に伴う土浦市長選が15日、告示される。再選をめざす現職の安藤真理子氏(62)と、新顔で家庭教師の小野勉氏(61)が、いずれも無所属で立候補する準備を進めており、一騎打ちとなる可能性が高い。

 22日に投開票される。9月1日現在の有権者数は11万8572人。

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 かつて「県南の商都」と呼ばれてにぎわった茨城県土浦市だが、商業機能の衰退で地盤沈下が指摘されて久しい。市長選を前に、農業や観光振興などの課題を探った。

 大型トラックの側面に巨大なレンコンとハスの花。「れんこん生産日本一 茨城県土浦」の文字が躍る。土浦市が特産のレンコンを県外にもPRしようと今秋から始めたラッピングトラックの1台だ。週に5日、市内でレンコンを積んで東京の青果市場に向かう。

 運行する栗原運送店(同市蓮河原新町)は、これまでもレンコン輸送を中心に手がけてきた。栗原秀一社長(54)は「お世話になっているレンコン農家に恩返しする気持ちで、市の依頼を引き受けた」と話す。

 農林水産省の作物統計調査によると、2021年の全国のレンコン収穫量は5万1500トンで、うち茨城県が半分の2万5500トンを占める。土浦市の作付面積は県内最大で、市は「日本一の産地」を自負する。

 しかし県内外での知名度は、いま一つだ。市は昨年4月、発信力強化のため「日本一のれんこん」担当を農林水産課に置いた。課長ら6人が兼務で受け持ち、レンコン料理のレシピの冊子を無料配布するなどしてきた。レンコンを原料にした焼酎「土浦恋婚(れんこん)」も11月1日に発売する。

 担当者は「主力農産物のレンコンの消費を拡大し、ほかの産品の振興にもつなげたい」と話す。

 市は自転車を活用したまちづくり構想を20年から進めている。

 16年にサイクリングコース「つくば霞ケ浦りんりんロード」が開通したことが契機となった。霞ケ浦一周と、筑波山に向かうコースで全長180キロ。19年には日本を代表する自転車道「ナショナルサイクルルート」の一つに選ばれた。

 霞ケ浦周辺で100回以上の自転車ツアーを企画してきた「HMBアウトドアクラブ」=同市小岩田西1丁目=の張替幸一会長(66)は「自然環境に恵まれ、初心者から上級者まで楽しめるコース」と評価する。

 市はJR土浦駅近くの霞ケ浦湖畔に「りんりんポート土浦」を19年に開設した。駐車場やシャワー室を備え、自転車利用客の増加をめざす。

 県の推計によると、りんりんロードの利用者は16年度の4万8千人から、22年度は12万5千人と2・6倍に増えた。

 ただ、利用増が必ずしも観光振興に結びついているわけではない。市が22年に行ったアンケートでは、サイクリング客の9割は土産を買わず、市内の消費金額は千円未満が6割だった。重い荷物を敬遠する人が多いらしい。

 担当者は「自転車のまちとして知名度は上がってきた。インバウンドを含めた利用者増と消費拡大に努めたい」と話す。

 土浦駅前から周辺の通りを歩くと、シャッターが下りたままの空き店舗が目につく。年配の人がよく口にする「道行く人の肩と肩がぶつかった」という往時の風景は想像しにくい。

 土浦駅周辺は1980年代後半から百貨店やホテルの撤退が相次いだ。市は85年以降、複数回にわたり中心市街地の活性化計画をつくってきた。現在、2014年度に始まった5年計画の2期目が最終年度に入っている。

 土浦駅前のビルからスーパーが撤退した跡地には、市役所が15年に引っ越してきた。図書館やギャラリーが入る複合施設「アルカス土浦」も17年にオープン。空き店舗に出店する事業者や、市外から転入する新婚・子育て世帯への補助制度も設けている。

 だが、コロナ禍の影響もあって、にぎわいを取り戻すには至っていない。休日の歩行者・自転車の通行は22年度で2万1166人。23年度に2万6164人という目標の達成は難しそうだという。空き店舗は増えこそしないものの、なかなか減少には転じていないのが現状だ。

参照:https://www.asahi.com/articles/ASRBF7TL2RBCUJHB012.html

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