別荘へ向かう途中、高齢夫婦が車で転落か 44時間後に発見、夫は死亡 猪名川の町道
2日午後0時40分ごろ、兵庫県猪名川町杉生の町道で、大阪市淀川区の無職男性(92)があおむけに倒れ、そばに80代の妻が座り込んでいるのを親族の女性(35)が見つけ、119番した。道路脇の約2メートル下には男性の乗用車が転落していた。男性は現場で死亡が確認され、妻は病院に搬送されたが、命に別条はないとみられる。
兵庫県警川西署によると、近くには夫妻の別荘があり、車のドライブレコーダーには、約44時間前の6月30日午後4時半ごろ、道路脇の斜面を滑り落ちる映像が写っていた。男性が運転していたとみられる。
署は夫妻が車で別荘を訪れた際に誤って道路脇に落ち、車外へ脱出したものの助けが呼べず、現場にとどまっていたとみている。男性は消防隊員が駆け付けたときには心肺停止の状態で、体が硬直していた。同署が死因や死亡時刻を調べる。
親族の女性は、30日から夫妻と連絡が取れなくなったため、別荘に探しに来ていたという。
現場は大阪府能勢町や兵庫県丹波篠山市と接する山あいの狭い道。
参照:https://news.yahoo.co.jp/articles/5a6b176d4d88001342e3586b0448e6dc85689d18