4日午後、霧ケ峰高原で下草などを焼く火事があり、出火から8時間たった現在も穂燃え広がっていて、消火活動が続いています。また、2つの別荘地であわせて144世帯、239人に避難指示が出ています。
（カメラマンリポート）
「現在、霧ヶ峰は風が強く、時折、炎が激しく上がっています」
黒く焼け焦げた山肌。赤い炎が見え、大量の白い煙も立ち上っています。
霧ヶ峰高原で午後1時半過ぎ、通行人から「山が燃えている」と通報がありました。
現場は茅野市と諏訪市の境にある「ガボッチョ」と呼ばれる山の付近で、出火から8
時間たった現在も燃え広がっていて、消火活動が続いています。
消防によりますと、午後4時現在で約9万平方メートルが焼けたということです。
けが人の情報はありません。
霧ヶ峰ドライブインの従業員人：
「振り向いたら山頂から炎が上がっていた。避難です、通行止めになるかもしれない」
消防の呼びかけ：
「観光客、見ている方、直ちに避難してください。火がそちらに向かっています」
霧ヶ峰自然保護センターによりますと、付近は遊歩道はないものの、写真撮影などのために立ち入る人はいるということです。
茅野市災害対策本部は午後6時、「緑の村」と「車山高原」の2つの別荘地であわせて144世帯、239人に避難指示を出しました。このほか、別荘やホテルなどに宿泊している人も含まれています。
午後7時40分時点で北山小学校には24世帯67人が避難しているということです。
また、県道「ビーナスライン」は霧ヶ峰車山肩駐車場から車山高原SKYPARKスキー場の間で通行止めになっています。
諏訪広域消防によりますと、約30人体制で夜通しで消火活動にあたるということです。
諏訪地域では今月1日から乾燥注意報が出され、火災が起きやすい気象条件が続いていました。
