ヘンプ、自然素材の男性用下着が「ふんどし」ばかりなので愛用のパンツを紹介します

ヘンプ素材 下着

ヘンプ(大麻)の衣料について

ナチュラル、オーガニック食についての記事を多く書いていますが、やはり自然食を好む方は衣料品も自然素材のものに興味があると思います。そこで今回は愛用しているヘンプ、自然素材の衣料の紹介です。

度々、マスメディアで「大麻不法所持」の話題が出てきますが、衣料素材に使われる大麻(ヘンプ)は、なぜ違法にならないのでしょうか?

大麻は植物の名前で、リネン(亜麻)やラミー(苧麻)と同様に「アサ」の一種です。

大麻草には、多幸感や鎮痛、幻覚などの薬理作用を引き起こす成分が花冠や葉に含まれており、”薬物”の「マリファナ」はその部分を乾燥または樹脂化、液体化させたものを指します。

一般的に”大麻=マリファナ”というイメージが蔓延しているが、衣料品には成熟した茎といった薬理成分を含まない部分が用いられており、これらの繊維を原料とする製品の製造や販売、使用は問題ないのです。

参照元:fashionsnap

大麻取締りにおける「大麻の不法所持」とは、大麻草の花冠や葉を乾燥または樹脂化、液体化した、薬物に当たる「マリファナ」のことです。多幸感や鎮痛、幻覚などの薬理作用を引き起こすTHC(テトラヒドロカンナビノール)が多く含まれる部位になります。しかしながら、ヘンプ衣料に使われるのは茎がメインであり、THCが含まれていないので法的に問題ないのです。

かといって、産業用大麻を栽培するには免許が必要になりますのでご注意ください。

ヘンプ、自然素材の男性用下着の情報がふんどしばかり・・・

ヘンプ、自然素材の下着をネットで探して見ると、予想通り「ふんどし」が目立ちます・・・

こちらの商品は、麻製品で有名な「ASAFUKU」さんのものです。ヘンプ100%のふんどしですね。

(ASAFUKU) 麻福 ヘンプ (麻) 100% ふんどし (男性用) 天然藍 100% 藍染め

こちらも同じく「ASAFUKU」さんの商品で、コットン70%、ヘンプ30%になっています。上記のヘンプ100%の商品と比べるとコットンが含まれている分、肌触りがやんわり優しいと思います。

(ASAFUKU) 麻福 ふんどし 男性用 天然 ヘンプ素材 ( 麻 ) 藍染め ふんどしパンツ 夏 下着 メンズ 男性 快適 C 藍ムラ染め

こちらの商品はヘンプ100%のふんどしですね。男性用のカラーには珍しいピンク色です。ゆったりした感じが好きな人はXLサイズを選ぶのも良いかと思います。

ヘンプ100%麻ふんどし (XL, ピンク(八重桜))

上記のように、良質なヘンプ、自然素材の男性用下着って「ふんどし」が多いです。でも、ヘンプ、自然素材の下着が欲しいけど、ふんどしはちょっと・・・という人も多いでしょう。私自身も都会っ子からなのでしょうか、ふんどしは気が進みません・・・、ふんどしを着用したことがないのでどのような使用感なのか?何とも言えないのですが、今のところ気がすすまない感じです。

そこで、同じようにヘンプ、自然素材の下着が欲しいけど、ふんどしはちょっと・・・、という人向けに、私が愛用しているヘンプ、自然素材のパンツを紹介します。

愛用しているヘンプ、自然素材のパンツを紹介

ヘンプ素材 下着

ヘンプ素材 下着

私が愛用しているのは、Norahというブランドのもので、ヘンプ55%、綿45%のナチュラル色(生成り)の商品です。生成りとは素材そのものの色で未着色のことです。サイズはLサイズになります。

購入したのは、Orominaというヘンプ、自然素材の衣料品を中心に扱うセレクトショップになります。神奈川県の横浜に実店舗がありますが、ウェブショップで購入しました。

で、残念なことに久しぶりにサイトを覗いてみたら、今では販売していないようです・・・。お気に入りなので再び販売してくれることを祈ります・・・

大きさについて

私が愛用しているのはLサイズですが、素人採寸でウエストがおよそ80センチで、ウエストから裾までの長さが37センチです。ギュッと締め付けるタイプが苦手なので、とてもゆったりしていて好みのタイプですね。一般的な下着のトランクスとハーフパンツの中間くらいの長さです。

私は身長168センチでスリム体型ですが、着用すると少しだけ大きくてダボついた容姿になりますが、気にはなりません。

質感、肌触りについて

肌ざわりはヘンプ55%、綿45%でおよそ半々なので、ヘンプ100%のものと比較すると綿が混ざっている分、やんわりと優しい肌触りです。生地、縫製もしっかりしていて破れたり、ほころんだリしません。男性用なので前面は開いていますが、ファスナーやボタンなどはありません。しかしながら、特に気になることもなく女性が着用してもいいのでは?と個人的には思います。

その他、気付いた点など・・・

ウエスト部分が変わっていて、両端から後ろにかけてはゴムが仕込んであり、前にかけてはヒモになっています。つまり前半分がヒモ、後ろ半分がゴムなのです。このため、きつ過ぎず、ゆる過ぎず程よい締め付け加減で気に入っています。ヒモの素材は生地の素材をひも状にしたものです。

自然素材なので、洗ったら縮むかな?と思っていましたが、洗っても縮むことはありませんでした。また、ヘンプ、自然素材の衣類は稀に自然素材であるがゆえに生地が破れやすかったりしますが、このパンツは丈夫でとても気に入っています。

デメリットとしては黄ばみになりやすい点です。さすがに黄ばみの画像は載せられませんが、ナチュラル色、生成りなので黄ばみは目立ちますね。ちなみに私は化学洗剤を使用しないで手洗いです。気になる方は黄ばみが目立ちにくい天然の草木染の商品を探すのが良いと思います。また、ヘンプ100%ではないので、ヘンプ100%が好みの方には不向きです・・・・

最後に値段ですが税別で4500円です。これが安いか高いかは、人それぞれだと思います。

ちなみに私自身は値段も含めて、お気に入りの商品ですよ。

最後にヘンプについて

HEMP Oromina

今回はヘンプ素材の衣類、パンツ下着を紹介しました。せっかくなのでヘンプについて触れておこうと思います。

近年、大麻絡みの不祥事が立て続けにメディアを賑わしていますが、大麻(ヘンプ)とはどのようなものであり、歴史上どのような扱われ方をしてきたのでしょうか?

ヘンプ(大麻)とはどのような植物なのか?

ヘンプとはアサ科(日本では大麻で通っている)の一年草であり、その成長過程において害虫や気候変動に強く、砂漠や雪原などの極端な環境を除けば世界中どこにでも生育できるスーパー植物です。

農薬、化学肥料のチカラを借りなくとも容易に成長し、土中の有害物質を吸収、無毒化することから、土壌改善にも役立っています。

おおよそ100日間で3~5メートルにまで成長し、様々な工業製品、紙、衣料、建築資材、食料、燃料など凡庸性豊かで、産業的価値の高い植物でもあります。

ヘンプ(大麻)はどの部位も何らかの役に立っています。

・種
食品、お菓子、ドレッシング、ビール、パスタ・ピザ生地、オイル、化粧品、石鹸、燃料

・穂
衣料品、神道儀式

・葉
肥料、飼料、衣料品

・茎
建材、紙(パルプ)、バイオ燃料(エタノール)、衣料品

・根
土壌改善、解毒

日本文化における麻について

現代ではすっかり麻の文化は薄れてきていますが、日本人は昔から麻と深く関わってきました。

古くは縄文時代、繊維や種子を採るために栽培されていたものが発見されており、神聖な儀式において神社のお札、御幣、鈴縄、注連縄、あるいは巫女さんの髪の結い紐、お盆の迎え火などにも使われています。

更には七味唐辛子にも大麻の種子が使われ、相撲の横綱、蚊帳、藁ぶき屋根、下駄の鼻緒、などなど日本の伝統と言えば麻というくらい常用されていたのです。

また、日本各地に「麻」と名の付く地域が多く、成長の早い麻にあやかり、人名にも「麻」の字が使われます。

そんな日本人の生活に密着していた麻ですが、戦後のアメリカGHQの規制により激変し、その後は急速に麻文化は衰退していきました。現在では、伝統的利用あるいは研究目的でのみ免許制で栽培が許されています。

衣料品としてのヘンプ(大麻)の特徴について

ヘンプ(大麻)は害虫や気候変動に強く、そのため農薬、化学肥料がなくとも育ちます。ヘンプ100%の衣料はアトピー、化学物質敏感症の方でも着用することができます。

熱の伝導性に長けており、熱を素早く放散させベトつかず清涼感を与えてくれます。夏に麻繊維が勧められるのは、この吸放出性のためです。

また、紫外線の遮断効果に優れており、抗菌作用や汗から発生する臭いを抑える働きもあります。抗菌性が高いのはヘンプ繊維の微孔に多くの酵素が含まれ、嫌気性の細菌の繁殖を抑えるからだと考えられています。

更には、放電性を備え、最近話題になている「電磁波」の対策にもなります。化学繊維は蓄電性の繊維ですが、ヘンプ繊維は放電作用があるので、さながら電流を流すアースのような働きをするからです。

参考元:Hemp Power Save The Earth(Oromina)

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