【精製塩の害、危険性】必須微量ミネラルを取り除いた精製塩が健康を破壊していく。塩=悪を作った2つの誤解について

精製塩 危険性

塩がなければ人間は生きていけません。減塩は本当に正しいのでしょうか?

「塩分の摂りすぎ=高血圧」よく目にするキーワードですよね。スーパーに行くと「減塩みそ」「減塩醤油」「減塩バター」が売られており、健康に良さそうなイメージです。ニュアンスは異なりますが「ラーメンのスープは塩分過多のため飲むべからず」です。ラーメンのスープは他の人工添加物の影響もありますが。

しかし、減塩って本当に正しいのでしょうか?

塩っ辛い「海」は「人の母なる水」であり、人間の血液、体液と海水は成分がよく似ています。生命は海から誕生しましたよね。それなのに減塩してしまって大丈夫なのでしょうか?

塩がなければ人は生きていくことができないのは誰でもわかるでしょう。汗をかけば自然と塩分補給したくなります。太古の人間は塩のある場所に集落をつくり、山間部で暮らす人にとって塩は貴重品でした。

フルーツ研究家の中野瑞樹氏は、水やお茶すら飲まず6年間フルーツだけで生活し、風邪一つひきませんでした。しかしながら、果実の皮をぬか漬けにし塩分だけはとっていました。

どんな人間でも塩なしで生きていくことはできないのです。

「塩分の摂りすぎ=高血圧」を作った2つの誤解

塩分の摂りすぎ=高血圧=脳卒中や心臓病の危険性、この方程式は多くの人が信じていると思いますが、実は2つの誤解から成り立っています。一つは戦後に広まったダール博士の統計調査とメーネリー博士の実験による誤った認識です。もう一つは精製塩と自然海塩、天日海塩の誤った認識です。

【一つ目の誤解】戦後に広まった、ダール博士の統計調査とメーネリー博士の実験による誤った認識

古代より塩は生きていく上で必要不可欠なものであり貴重なものでしたが、その塩が高血圧を引き起こし脳卒中や心臓病のリスクにつながると言われだしたのは、戦後40~50年のわずかな期間でしかありません。塩=悪の状況を作り出してしまったのが、ダール博士の統計調査とメーネリー博士の実験における誤った認識の流布にあります。

その統計調査と実験は以下の通りです。

■ダール博士の報告

アメリカのダール博士は、塩の摂取量と高血圧の因果関係を日本のいくつかの地方で調べました。

・1日30gの食塩を摂っていた秋田県の人は40%もの人が高血圧を発症していた ということと、

・塩を摂っていないエスキモーの人は血圧が低い
(本当は魚から充分塩は摂っていた、調味料として塩がなかったに過ぎない)ということから食塩を摂ると血圧が上がると決めつけたのでした。

ところがこの報告が出てから、良識のあるグループはダール博士を批判しました。

「調査がいい加減である。1日30g以上塩を摂っている県でも血圧の高くないところがいくつもあり、塩と血圧は無関係」

という訳です。

そこで調査をし直したダール博士はその事実を認め、「塩と血圧は無関係、血圧に関係あるのは白米」と言い直したのでした。

ところが一旦「血圧の犯人は塩」と発表したことは決定的だったのです。その後の発表など誰も少しも耳に入らず、加速度的に全世界の人々は塩が高血圧の犯人ということを認識し頭にインプットしてしまったのです。

■メーネリー博士が行なった実験

いい加減な実験というのは、アメリカの高血圧学者メーネリー博士が行なった実験です。

ダイコクネズミに1日20~30gの食塩を与えた。あまりの塩の多さで喉が渇いたダイコクネズミが水を欲しても、その水は1%の食塩を入れた食塩水であった。そういった塩だらけにしたダイコクネズミの血圧を半年に渡って計り続けたという実験でした。

その1日20~30gの食塩は、ダイコクネズミの1日摂取量の何と20倍もの量だったそうですが、その結果、高血圧になったダイコクネズミは何と4匹だけであり、残りの6匹は正常であったのです。

これだけ過酷な条件下にも拘らず6匹ものネズミが正常であったのを本当は高く評価すべきであったのに、この結果をメーネリー博士は「塩は高血圧の原因」と決め付け発表したのでした。

通常の20倍の塩をというのを、人間に当てはめてみると、1日10gが通常だとしても、その20倍だから、200gという量になる。こんな多量の塩分を、6ヶ月どころか1日でも摂れるものではない。

もしも1日100gずつ二日も摂れば、三日目には欲にも特にも体が受け付けない。無理に摂れば吐いてしまう。神が与えたもうた自然治癒力は身体防衛力を持っており、こんなべらぼうなことを絶対に受け付けないからだ。

参照元:るいネット

1954年、アメリカのダール博士は日本の東北地方で脳卒中の疫学的調査を行い、高血圧は塩の摂りすぎであると報告しました。

塩辛いたくあんや塩鮭による食文化が高血圧の原因であるとしたのです。しかしながら、この研究報告は局所的な見解であり、地域によって同じような食文化でも同様な結果が得られておらず、いい加減なものだったので、ダール博士自らが「塩の摂りすぎと高血圧との因果関係はない」と訂正しました。

また、1955年、メーネリー博士のネズミを使った実験では、「塩の摂りすぎは高血圧を引き起こす」というものでしたが、こちらの実験結果もずさんなもので、人間に換算すると「1日に200グラムの塩を摂った場合」となり、まともな結論ではありませんでした。

ところが、両者ともに、「塩の摂りすぎ=高血圧という結果は間違いだった」にもかかわらず、その間違った情報は瞬く間に広がり、医者は減塩を勧め、マスメディアは塩=悪を広めていったのです。

【二つ目の誤解】「塩の摂りすぎ=高血圧」の塩とは精製塩のことである

精製塩とはその名の通り、イオン交換膜法で精製された純度ほぼ100%の塩化ナトリウム(Nacl)であり、食塩または食卓塩と呼ばれています。もともと海水や岩塩には塩化ナトリウムのほかに微量のカリウム、カルシウム、マグネシウムなどの必須ミネラルが含まれていますが、精製塩にはこれら必須微量ミネラルは含まれていません。

「塩の摂りすぎ=高血圧」の塩とは自然塩、天日塩のことではなく、純度ほぼ100%の精製された塩化ナトリウムのことなのです。

塩の嘘が流布しているということを、人々はどれくらい把握しているでしょうか?その嘘こそ高血圧=塩の取り過ぎという大嘘のことです。これは医学者の間でもほとんどの人が指摘しておらず、大変残念なことである。

医学不要論においては西洋医学を否定するために、代替療法や食に伴う生命の輪や肉体の強靭化というのが重要なテーマになります。高血圧や高コレステロール血症や糖尿病に代表される生活習慣病の場合、これらを最も重視するのは当然のことでしょう。

実は現在販売されている塩の大半は化学的に精製された「精製塩」であり、かなりヤバい加工がされた塩であるということをほとんどの人が知りません。精製塩のほぼすべてが塩化ナトリウムで構成されていて、天然の塩が持つ様々な価値を残していないと言える。

これが日本人の血圧を狂わせてしまっている元凶の一つと呼べるものです。実はこの構図は砂糖を作る構図と一緒であり、もっというなら私がよく絡んできた分野であるドラッグの分野と同じです。

精製塩は人間にとって必須なミネラル分(カリウム、カルシウム、マグネシウム等)が殆ど取り除かれており、その結果体内のミネラルバランスを狂わせます。逆に天然の塩は人体に必要なミネラルが多数含まれており、体に有益なだけでなく血圧もコントロールする作用を持ちます。

いわゆる生体恒常性が保たれやすいです。日本では古くから血圧が高めの人が多く、塩も良質のものが多かったが、第二次世界大戦後にその塩の販売を規制してしまいました。

こう書くと塩は一切血圧に関係ないかのように考える人もいます。ここでも単一論の弊害というものが現れているのだ。たとえ天然の塩であってもあまりに取り過ぎれば害が出るのは当たり前です。

ただここでは高血圧=塩の取り過ぎの塩は、一体何を指しているかを考えてほしいということです。それが精製塩の塩化ナトリウムである限り、正比例かそれ以上の関係で血圧は上がっていく。

天然の塩は大切なミネラル(微量元素)の源であると同時に、海の水を飲み過ぎても人間の生体恒常性は崩れてしまうので、体の声とバランスは考えねばなりません。

ここでいいたいのはまず精製塩を避ける努力をすることです。それを天然の本当に価値のある塩にしただけで、今と同じ味付けにしても、減塩食など気にしなくても、大きくバランスを崩さなければ血圧は体が求める数値に近付くのです。

内海聡医師のFacebookより

減塩により、塩に含まれている塩化ナトリウム以外の必須ミネラル、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが不足すると、人体の恒常性は乱れ、様々な弊害を引き起こします。先にも記述しましたが、血液や体液の成分は海水に似ていますからね。

ケガをしたとき傷口を水で洗うと痛いですよね。これは人体に備わった浸透圧が原因です。水は濃度の低い方から、高い方へ移動します。したがって傷口を水で洗うと、細胞内へ水が入り、膨張するので痛むのです。

精製塩の摂りすぎで血圧があがるのも同じ理屈です。血管内に精製塩(塩化ナトリウム)が多量に入ると濃度があがり、体内にある水分が血管内へ移動します。そのために血圧が上昇し、脳卒中や心臓病を引き起こすのです。

もともと血液は海水に近い成分なので、精製塩(塩化ナトリウム)ではなく、微量ミネラルを含む自然塩、天日塩を摂取していれば、血中成分に大きな変化はなく恒常性が保たれるので、血圧は上がることがないのです。

塩の摂りすぎ=高血圧は誤解である。精製塩ではなく、自然塩、天日塩を摂ろう

自然塩 天日塩

「塩の摂りすぎ=高血圧」は2つの誤解が原因でした。

一つ目の原因は、いいかげんな調査報告と、実験結果であり、もう一つの原因は自然塩、天日塩ではなく、精製塩(純度ほぼ100%の塩化ナトリウム)の摂りすぎというものでした。

さて、最終的な結論としては、精製塩ではなく塩化ナトリウム以外の必須ミネラルが含まれている自然塩、天日塩を摂ろうということですね。しかしながら、自然塩、天日塩と言えども適量というものがあります。摂りすぎには気を付けましょう。

きちんとした知識を身に付け、生活習慣、食習慣を改善し、健康な人生を送りましょう。

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