【野菜 危険】スーパーの安い野菜のほとんどは「雄性不稔」という奇形の野菜である

雄性不稔

以前にスーパーや100円ショップなどで売られている安い野菜には危険性があるという記事を書きました。以下がその記事へのリンクになります。

スーパーや100円ショップの野菜、果物は安全なのだろうか? 売っている野菜が品種改良され、どんどん変わっていった。一年中、夏野菜も冬野菜もできる。それがスーパーマーケットに溢れている。だけど、それはちょっとおかしいんじゃないか?植物の営みに、人間がここまで手出し...

スーパーや100円ショップで売られている安い野菜のほとんどが慣行栽培の野菜です。慣行栽培とは簡単に言うと、農薬と化学肥料を使って作物を育てる栽培法のことです。

農薬や化学肥料を使い出す前は、現代に見られる様々な生活習慣病はありませんでした。これは農薬、化学肥料の問題だけではなく、食品添加物などの原因もあります。

農薬、化学肥料のお蔭で大きさ、形、味の整った野菜が大量に効率良く生産できるようになりましたが、病気が増え、土壌も汚染されている状態です。農家さんの中には「自らが口にする野菜には農薬、肥料を使わない、売りに出す野菜だけ農薬、肥料を使う」とさえ、ウワサされています。このような野菜には危険がひそんでいる、と言えるでしょう。

また、健康に配慮した有機栽培でさえ、実は無農薬ではなく一部の認可された農薬が使われています。また、有機肥料になる家畜の排泄物の質も問題です。家畜も効率良く大量生産されています。狭い飼育小屋では病気になりがちです、抗生物質やワクチンなどが投与され、それらが土壌を汚染し化学肥料よりもタチが悪いのでは?とも言われています。有機栽培の野菜ですら危険を伴うのです。

しかしながら、野菜にひそむ危険性は上記のような農薬、肥料の問題だけではありません。今回は「雄性不稔」という野菜にひそむ危険性の話しをしたいと思います。

雄性不稔とは何か?

雄性不稔(ゆうせいふねん) male sterility

雄性器官である花粉や胚のうが異常で、正常に花粉形成ができない現象。原因としては、温度やウイルス病などによる場合と、遺伝的な場合がある。

遺伝的な因子としては、核遺伝子によるものと細胞質内にあるミトコンドリア遺伝子によるものが知られている。細胞質中に雄性不稔を誘引する遺伝子が存在しても、核内に花粉形成機能を回復させる遺伝子が存在した場合には、雄性不稔にはならず、花粉はできる。

一般に一つの花に雌しべと雄しべがある自殖性植物においては、他の花の花粉による受粉を受けにくく、雑種の形成が困難であったが、雄性不稔母系を利用して雑種の生産が容易に行なわれるようになってきている。

参照元:コトバンク

雄性不稔:現在問題視されているのがこの雄性不稔です。これとF1の作業を結びつけると植物の質が変化しすぎ、ミトコンドリア異常が蓄積されると予想されています。

雄性不稔とはたまに先天的に表れる、「もともと雄しべがない(=もともと植物として不妊症)」植物を、無理やり農業技術的に増やし(戻し交配などといいます)、雄性不稔性を持たせた植物を母親として、父親に雑種強勢が働く別の系統の植物から花粉を移すことで、F1雄性不稔の植物が完成します。

この技術で最初に作られたF1雄性不稔の野菜は玉ねぎで1944年のことだそうです。今のミツバチの減少はネオニコチノイドという農薬によるとされていますが、それだけでなくこの雄性不稔技術がミツバチの減少をもたらしているとする説もあります。

人間の不妊に関係しているのではないかという説もあります。なぜなら花粉の仲介をミツバチが行うからです。日本中の野菜のかなり多くがいまやF1雄性不稔種であるとも言われています。

参照元:Facebook(内海 聡)

人間は日常的に生殖能力を失ったミトコンドリア異常の野菜を体に取り込んでいる。そのせいで、人間を含めた動物も子孫を作る能力がなくなっていくのではないか。

雄性不稔とは、植物のおしべなどが退化し花粉ができないこと。自然の遺伝子変異であり、植物の不妊といえます。現在は、この性質を利用してF1種を作ることがほとんどであり、つまりほとんどのF1種の野菜は、自分の力で子孫を作ることができません。ちなみに、雄性不稔を最初に発見したのはアメリカ人です。1925年に、カリフォルニア農業試験場のジョーンズが赤タマネギを栽培していて発見しました。人間も1万人に一人ぐらいの割合で男性原因の不妊が出るそうですが、植物にもまれにおしべなどが退化した株――雄性不稔の株が出てきます。

雄性不稔は、ミトコンドリア内の遺伝子の変異が原因で起こります。ミトコンドリア遺伝子は、母親からしか子に伝わらないため、雄性不稔株を母親にして生まれた子は、すべてが雄性不稔株になるというわけです。F1種作りを模索していた育種関係者にとって、この雄性不稔はすばらしい発見でした。それまでに品種改良のかけあわせをするときに必要だった「除雄(つぼみからおしべを取り除く)」という面倒な操作をしなくてもよいからです。たとえば、いまだにナス科(ナス、トマトなど)は「除雄」という方法でF1種を作っています。

そんなあるとき、目にとまったのは2007年の全米で起こったミツバチの大量失踪事件の記事です。2007年2月27日付時事通信「ミツバチが突然消えるイナイイナイ病」という記事によれば、「全米で巣からミツバチがある日突然いなくなるという現象が発生しているという。前日まで大量にいたミツバチがある日突然、女王蜂と数匹のハチを残してこつ然と消えてしまうそうだ。

真の原因は、未だにわかっていませんね。ローワン・ジェイコブセンの世界的ベストセラー『ハチはなぜ大量死したのか』(文芸春秋社)では、原因として、「ヘギイタダニ説」「ハチのエイズ説」「電磁波説」「GMO作物説」「地球温暖化説」「ウイルス説」「細菌説」「ネオニコチノイド説」「抗生物質説」「単一作物ストレス説」などが詳細に検討されていますが、どれも「ミツバチが集団として」巣を見捨てていなくなる原因には直結せず、「複合的な原因」ということで検証はストップしてしまっています。

アメリカの科学ライターが一生懸命、ありとあらゆる可能性を調べたんだけど、雄性不捻に関することは、彼の頭の中にはなかった。みんなが知らないで見過ごしているのが、「ハチは雄性不捻の蜜を集めている」という事実なのです。

雄性不稔はミトコンドリアの異常だと先ほど言いましたが、このようなミトコンドリア遺伝子の変化は、動物、とりわけ人間にとっても無精子症の原因になることが、最近の研究でわかってきています。2006年10月3日付「読売新聞」の「男性不妊 ミトコンドリア変異が一因」という記事では「筑波大学大学院生命環境科学研究科の中田和人助教授(現在は教授)らが、ミトコンドリアDNAの変異が無精子症を引き起こすことを突き止めた」となっています。「ミトコンドリアの遺伝情報(DNA)に変異を持つマウスを実験で再現したところ、精子の数や運動能力が減り、重度の男性不妊になることを確認した。人間でも同様の仕組みがあるとみられる」と書いてあります。

2009年1月に放映されたNHKスペシャル「女と男」の第三回「男が消える?人類も消える?」では、1940年代に精液1cc中に1億5000万いた精子が、70年後の現代では4000万が平均値となり、なお年々減り続けているといいます。ちなみに2000万以下が無精子症と言われるレベルだそうです。

ミトコンドリア遺伝子の異常を起こした雄性不稔の植物がF1種になった。人間はそのF1野菜を食べている。つまり、人間は日常的に生殖能力を失ったミトコンドリア異常の野菜を体に取り込んでいる。たとえば、タマネギのミトコンドリアはタマネギ全体の重さの1割を占める。これも人間が食べる。そして、人間にも、タマネギの異常ミトコンドリアが蓄積されていく。

そのせいで、人間を含めた動物も子孫を作る能力がなくなっていくのではないかと思ったのです。ただ、ミトコンドリア異常の植物が、人間の健康に悪影響をおよぼすという証拠は、どこにもありません。しかし、もし何か動物に悪影響が出るとしたら、それはまず人間よりも体の小さな動物に現れるだろうと考えました。

参照元:るいネット

雄性不稔とは植物において雄性器官である花粉、胚のうに異常が生じ、正常に花粉が形成されない現象のことを言います。その原因には、ウイルス、気候などの外的な原因、または核遺伝子、ミトコンドリア遺伝子などの遺伝的な原因があり、その中でスーパーなどで売られている野菜においては上記のような雄性不稔の原因のうち「ミトコンドリア異常」が危険視されています。

現在、スーパーや100円ショップなどで普通に見られる野菜は、そのほとんどがミトコンドリア異常による雄性不稔の生殖能力を失った奇形の野菜です。

雄性不稔が初めて発見されたのは、1925年、アメリカ、カリフォルニア農業試験場の赤玉ねぎからでした。発見されたのは1925年ですが、公表されたのが第二次世界大戦時の1944年であり、その後、初めて雄性不稔技術を用いて人為的に作られた作物はタマネギでした。次いでトウモロコシ、ニンジン、ネギ、ナスなど、多くの作物で雄性不稔が確認され、人為的に雄性不稔の作物が大量に作られるようになりました。

雄性不稔はなぜ必要なのか?

雄性不稔の技術がなぜ必要なのか?簡単に言うと、大きさ、形、味などが整った売り場に並んでいるような野菜を大量に効率良く生産するためです。そのような野菜はF1の野菜でもあるので、雄性不稔に触れる前にF1についてお話します。

F1とは生物、植物などにおいて異なった遺伝情報を掛け合わせて生じた第一世代の子を言います。どのような子(野菜)を誕生させたいですか?と考えてみましょう。スーパーなどで並んでいる、大きさ、形、味の整った病気に強い野菜を誕生させたいとします。

例えば父親に当たる個体からは「病気にならない、優れた形、大きさ」の遺伝情報を、母親に当たる個体からは「糖度が高く、味が濃い」遺伝情報を選び出し、そして掛け合わせることで、第一世代(F1)の子は「病気にならない、優れた形、大きさで、糖度が高く、味が濃い」エリートな個体が誕生します。

このように、各親の良い遺伝情報を掛け合わせ、親の代より更に優れた子を作ることを「雑種強勢」と言います。しかしながら、これは第一世代(F1)だけに有効であり、F1に当たる子から種子を採取し、孫の代を誕生させても劣性遺伝が発現しバラバラの個体が誕生します。これはF1世代のみ優性の性質が現れるメンデルの遺伝法則があるためです。そのため野菜の生産者は種子を自家採取しF2世代を育てることはなく、新たに種子メーカーからF1の種子を購入し直すようになるのです。

さて、上記の流れを考えると、エリートな野菜を交雑から作り出すとき、自然にまかせて受粉を行うことは効率が悪いです。そのため「除雄」と言われる作業が必要になります。人為的に雄しべを取り除き、雌しべが受粉可能となったときにエリートな遺伝情報をもつ別の花粉を人の手でつけるのです。そして、この除雄の作業を広大な農地で行うと大変な労力と時間がかかるので、最終的に登場するのが、初めから生殖能力のない「雄性不稔」の個体なのです。

雄性不稔が増えるとどうなるのか?

雄性不稔の植物はミトコンドリア異常の奇形であり、雄性としての正常な生殖能力をもっていません。本来ならこのような個体は自然淘汰されるはずでしょう。生殖できないので繁殖することができないのですから。

ところが、人間の世界の食糧事情、人間の都合に合わせて不自然な繁殖をし、生殖異常をきたすミトコンドリアを含む不自然な野菜を我々は常日頃、知らず知らずのうちに食べ続けているのです。

我々が通常持っているDNAとは別に、ミトコンドリアはミトコンドリア固有のDNAを持っています。ミトコンドリアDNAは母系統の遺伝を受け継ぐことが知られており、常に母親由来の遺伝情報が子に受け継がれ、F1に当たる子はすべてがミトコンドリア異常の個体になります。雄性不稔F1種の野菜が普及することは、雄性が欠損した男性不妊症のミトコンドリアDNAを持つ、奇形野菜が大量生産されることなのです。

このような男性不妊の遺伝情報をもった野菜を食べ続けるとどうなるのでしょうか?これについての大規模な科学的な調査、統計は存在しません。しかしながら、1940年代に精液1cc中に1億5000万存在した精子は、現代では4000万が平均であり、更に年々減り続けています。また、2000万以下が無精子症と言われるレベルだそうです。これは男性不妊の遺伝情報をもったミトコンドリアを含む野菜を食べ続けた結果ではないのか?と考えられています。F1雄性不稔の野菜が誕生し出回り出したのがちょうど1940年代でもあります。

また、雄性不稔の花粉、蜜をエネルギー源とするミツバチにも影響が出るのではないか?と考えられています。2006~2007年にかけて、セイヨウミツバチの大量失踪事件が話題になりました。このミツバチは主に、広大なトウモロコシ農場で働くミツバチで、遺伝子組み換えや雄性不稔作物の受粉に利用されていました。

ミトコンドリアDNAに異常がある雄性不稔の蜜で育った女王バチは、世代を重ねるごとに雄性不稔の異常なミトコンドリアの蓄積が増大し、その結果、生殖能力のないオスのミツバチが増え、多くの働きバチたちは未来のない女王バチと巣を見捨て、失踪したのではないか?と考えられています。

上記のことからF1雄性不稔の野菜、作物が増え続けることは我々人類はもとより、生物界全体にとっても大変危険であると言えるでしょう。

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